ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

俳優顔

Pippinさんとコメント欄で俳優顔の話をしたので、昔の俳優たちのことを思ってみました。昔と言っても私にとってはコンテンポラリーなんですけど、つまり私も昔の人になってしまったということですね。

俳優顔で存在感はあるけれど、私は特に惹かれない俳優にユルブリンナー、オマーシャリフ、チャールトンヘストンなどが思い浮かびます。
みな彫りの深い、印象の強い俳優顔。ただし、私はどこか抜けたところがないと惹かれないので、こういう真面目一方の顔付きの俳優の作品を観ようという気になることは少なかったです。

余談ですが、相棒がユルブリンナーを直接みています。その昔、NYのチャイニーズレストランで、太くて低い独特の声がしたのだそうです。声のする方を見ると丸い頭のブリンナーが黒ずくめの服装で奥さんと一緒に食事をしていたそうです。その時の奥さんは小柄な中国人らしき女性だったとか(後で調べたらマレーシアの女性でした)。その時の様子はとても気さくな感じだったらしいです。ブリンナーさん、その後すぐ肺癌で亡くなってしまいました。


ジェームスコーバンは身体全体が俳優の雰囲気でした。普段は物凄くオシャレ。髪型もズボンの幅も丈も、全部計算されていた感じ。細い体に似合わぬ大きな口とよく通る低音の声で、街で友人と私話をしていても、何だか芝居をしているように見えてしまうんじゃないかと思ったことがあります。



カークダグラスも俳優顔。この方はまだ存命でいらっしゃいます(拍手)。乗っていたヘリコプターが墜落しても生き残り、卒中で生き残り、言葉が喋れるまでに努力回復、現在96歳、いつも笑顔です。

彼の作品も特に観たいと思ったことはありませんが、何年か前、たまたまTVで観ていて、とても良かった作品に出合いました。タイトルは忘れましたが、老人ホームの悪い看護婦が、保険金を老人にかけて次々に殺していくのを、ダグラスの演じる老人が自分の命と引き換えに、その悪事を暴露するという胸のすく話です。老いてもダグラスのカッコイイこと、男らしくてホレボレしました。[注:後で調べたらAmos(1985)というタイトルのTV映画でした]