ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

スマートフォンの有難さ

今回の旅の帰りは悪天候で1日遅れとなり、「万一のため」に持っていったものが役に立ってしまいました。

荷物はなるべく軽くするため余分なものは持たない主義ですが、処方箋薬と着替えの下着はいつも1日か2日分余分に用意して行くので、今回は非常に助かりました。携帯電話用コンパクト充電装置も役に立ちました。空港内や機内に充電用コンセントが付いていますが、手元のハンドバッグに入れておいた充電装置が手っ取り早かったのです。

しかし、何といっても、今回最大の助っ人役はスマートフォーンでした。相棒も私も、長いこと古代携帯電話を使っていたのですが、旅行前に相棒の携帯が壊れ、それを機会にAndroidのDroidを購入しました。電話嫌いの私は、携帯は外に出た時、相棒と連絡するために使うだけで通話の他の機能はまったく使わないため「なんじゃいWhite Elephantだわい」と思っていました。

ところが今回の旅では、何度か道に迷って、その度、携帯のGPSが非常に役に立ち、悪天候で急遽1泊するにも機内待機中に携帯からネットでホテルの空室を調べて予約が出来、航空会社との連絡もネットで番号を調べ、帰りの便の調整が出来、フライトの確認と詳細は携帯にEメールしてもらって一安心できたのです。緊急事態の際、スマートフォーンがこんなに役立つとは考えてもみませんでした。やたら無駄な旅行保険なんぞより、実に実に有難かったです。

相棒はDroidを駆使して今や離せないようですが、私はいまだに、かかってきた電話をとるのも、どこをタッチすればいいのか迷ってしまい、こちらからかけるにも、1度タッチすればいいのに2度タッチしてキャンセルしてしまったり、なにやら昔私が馬鹿にした年寄りの様子を私自身が呈するようになってきております。「明日は我が身」をヒシと感じております。