ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

 昨日、PETスキャン受けました

【PC、やっと修理が終って、きのう病院帰りにピックアップしてきました】

昨日は午前中から午後にかけてPETスキャンに費やしました。朝10時からでしたので、いつもの朝一番(午前8時か9時)よりは出かけるための支度に余裕を持つことができ、相棒は簡単な朝食をとる時間もありました。私はスキャン前には水以外何も胃に入れてはならないので食事はなし。

MRI、CTスキャン、放射線物質部門など、Columbia Presbyterian病院で私がお世話になる部門はメインの新築ビルにあったのですが、今度のPETスキャン部門は少し離れた古いビルにありました。高い丘の上にあるビルなのですが、皮肉にもPETスキャン部門は地下9階、地の底にありました。

さて、放射性物質の摂取方法については三転して、結局「血管に直接注入する」と分かりました。胃の悪い私は少し安心しましたが、テクニシャンが持ってきた注射キットをみると、2本ある注射器の針がもの凄く太いので、目を丸くしてしまいまいした。するとテクニシャンが「どうした?」と訊くので「うんにゃ、あの、注射針をみて恐くなった。見なきゃ良かった」と注射嫌いのフリをしました。ところがよくみると、もう1つ細い針があって、それを皮下に刺し、太い針は細い針に付いているバッグの中に差し込んでいました。ホッ。

注射が終るとテクニシャンは「50分待ってからスキャンします」と言い、そのあと妙な溶液の入った容器を持ってきました。バリウムです。「ありゃりゃ、せっかく放射性物質を避けられたと思ったらバリウムを胃に入れなければならないなんて」と一瞬たじろぎましたが、かなり諦めのいい私はコップ3杯分ぐらいの量を全部飲み込みました。バナナの味付けがしてあり、飲みやすかったです。バリウムはスキャンの際、部位が明確になるようにするためのようです。

PETスキャンはかなり時間がかかると覚悟していたのですが、全部で2時間ぐらいで終りました。スキャンのCDを貰って帰り、自宅で相棒のPCでオープンして見てみました。自分の身体のスキャンを見るのは興味深いです(笑)。放射性物質を混入したグルコースは主に脳と膀胱で吸収されていて、その部分が黒く映っていました。

今回の目的とは離れていますが、右の足の付け根の筋肉が退化しているのがハッキリ分かり、最近その部分が痛んで歩きにくい理由が確認できました。骨も筋も筋肉も擦り切れているようです。専門的な診断は2日ほどで分かるそうです。