ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

週末に映画2本観ました

Torn:
米国の あるショッピングモールでテロ爆発があり、死亡した人たちの中に二人の少年がいました。一人はパキスタン人の家庭のイスラム教徒、一人は母親一人に育てられたオタク。警察は最初、イスラム教徒の少年を容疑者とし、その母親に尋問します。それからまたオタクの少年にも動機があるとみて容疑者として母親に尋問を始めます。少年の母親は二人とも仕事をもっていて、自分が見ていないところで息子が何をしていたか知りません。母親は息子が犯人でないことを願いながらも事件前の息子の行動を調べ動揺します。テーマは悪くないのですが、この作品では警察を「軽率で非礼で無能な刑事ばかり」とし、刑事の言動が実際の警察では有り得ない様子で描かれます。周りの人たちの、容疑者の母親に対する態度も同情ナシとして描かれ、容疑者となった少年の家族が一番の被害者ということを強調しています。確かに疑われるのは辛いし腹も立つでしょうが、疑われても仕方がないほど世の中は分からないことだらけだということが分かる作品でした。

Escape Plan:
アクション娯楽映画は見ない私ですが、これは保守派の俳優で固めているので、応援するつもりで観てみました。もちろん、トリックは欠陥だらけの稚拙なもので娯楽の域をでず、老いたアクション俳優は私と同年代で、いまだに若い俳優のやることを演じているのが少し哀れでした。意外だったのはシュワッツネガが面白かったことです。この人、気が狂った振りをする老人を演じたらコミカルで面白い。1つソレで別の作品を作ってみたらいいような気になりました(笑)。