ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

南米の治安の悪さ

ウーム...日本のヤッフーのサイトをみたら、私たちがペルーを旅している同じ頃に起きた「グァヤキルで日本人夫妻が死傷」というニュースが目に留まりました。ガラパゴス諸島は一度訪れてみたいと思っていて、今回の年末旅行の候補地の中にも考慮に入れていました。ところがチリーもアルゼンチンもエクアドル(グァヤキル=ガラパゴス行の船の出る港)も航空運賃が高かったので、今回はペルーにしたのですが、南米の治安の悪さを改めて感じました。

南米の中では比較的安全なペルーであっても、クスコなどの観光地の人気(ひとけ)のない路地などでは強盗に後ろから首を絞められ金を取られることがあると聞いていた私たちは、南米の治安の悪さを覚悟していきました。貴金属など身につけず、時計は景品についていたオモチャのような安物を付けていきました(笑)。いつも、どちらかというとミスボラシイ身なりの私なので強盗も目を付けないとは思いましたが、ま、気をつけるに越したことはありません。

あとでまた書きますが、私たちが訪れたアレキパ地方は、観光地としてはまだまだ開発されていないため、村人たちも擦れておらず、犯罪などは少ない様子でした。堕落したポリスにも遭わず、たまたまポリスに止められた時も「昼間でもヘッドライトを点けてください」と注意されただけでした。

アレキパの空港のタクシーの呼び込みの人でさえ、私たちがタクシーでなくレンタカーを予約したのにレンタカーのデスクがないと分かると何とか電話連絡できるように助けようとさえしてくれました。スペイン語ももどかしい私たちと英語を話さない人たちが何とかコミュニケしてHertzの係員が空港に駆けつけてくれるところまでこぎつけた時はホッしました。言葉が通じなくても何とか助けようとしてくれるアレキパの人たちでした。

帰りは一日前にレンタカーを戻し、空港の近くのアレキパの町のホテルに一泊しました。翌朝、タクシーはホテルに頼んで用意してもらいました。たくさんのタクシーが町を流していましたが「流しのタクシーは使わないように」と聞いていた相棒はそれを使うことはしませんでした。このニュースを知って、石橋を叩いて渡る相棒に改めて感謝した次第です。