ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

近頃おもうこと

脳が超スロー
私の難読症にも拍車がかかってきました。今朝、日本語のYahooのページにあったタイトル 「これ絶対中に人いるよ」なクマを目撃 とあるのを「これ絶対中に入るなよ」と読んでいました。

他にも読み間違いをして意味が逆になったりするので自分で噴き出してしまうこともあります。しかし切ないのは映画の字幕です。セリフが長く字幕の量が多い時、演技の方を見逃さないように早く読まなければと思うと、どうしても単語の読み違えをし、「えっ?」と思って読み返すと字幕は消てしまうし、ストーリーはどんどん進んでしまうし、自分のスローさに嫌気がさしてきます。とは言いながら、嫌気がさすのはホンの一瞬、あとは何かで思い出すまで忘れていますけど。


幻(まぼろし)年金
この間、はぐらかされたような「な、なんじゃ、バカにしとるのか!?」という気持になりました。喩えて言うと「目の前に餌を吊るされて、前に出ると餌も前に動く」というあんな感じ。

いつも、相棒が身を粉にして働いているのを見るたび、働かない私は負い目を感じています。それでソーシャルセキュリティ年金の支給を待ち望んでいるのです。相棒は「年金なんかアテにならん。アテにするな」と言います。政府がプールした年金を別のことに使ってしまい、近い将来年金を払えなくなるというのです。

しかし、私は働いていた頃しっかりソーシャルセキュリティ税を差し引かれていましたし、あとで支給されることを何年も頼りにしてきたのです。そして来年は満65歳、フルに支給されると思っていました。ところが、いつの間にかフル支給の年齢は満66歳に繰り上がっていました。だんだん年齢が上がっていくのです。コレが冒頭に書いた「餌が前に動く」という感覚なのです。

オバマ政権下では「年寄りは早く死ね」という態度なので、餌が動いて結局食いつけなくなってしまいそうです。


反省頻(しき)り
最近、軽い頭痛が起きやすくなっています。SSRI(セロトニン再取込阻害薬)を常用しているため偏頭痛の激痛はなくなりましたが、ジワジワと目の奥や頭のテッペンが痛み、多少の吐気を伴う軽めの頭痛が多いのです。あまりよく起こるので頭痛を意識せずに痛みを我慢している自分に気がつきます。無意識に額に爪を立てていたり頭をゴシゴシやっているのです。ま、この頭痛とは死ぬまで付き合うことになるんだと諦めてはいます。

ただ困るのは、軽い頭痛でも「やる気をなくす」ということです。起こる回数が多くなると、やる気をなくす回数も多くなり、後回しにすることがどんどん多くなってしまいます。しかし、記憶力が落ちてきているため、後回しにすると忘れます。あとで整理しようと思って箱に入れたモノがいろいろあるのにどこにどう入れたか、もう覚えておらず、家中が無駄に乱雑した状態になってきています。そして、ふと故義母のことを思い出しました。

義母が少しずつ認知症を見せ始めた頃から、きちんとしていた義母の家の中が乱れてきました。義母が「片付けたいけど手伝ってくれる人が必要だ」と言っていましたが、今、その気持が分かってきました。自分の頭がぼやけてしまって、どこをどのように片付けていいのか分からなくなってきていたのでしょう。義母が逝ったあと、膨大なモノの量に溜息が出て「私はこのようなことのないようにしよう」と思ったことを思い出しました。しかし、今自分がまったく同じような状態に陥っていることに気づいたのです。他人を批判の目でみるのは愚かなことだとつくづく反省しています。