ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

サウスダコタの旅 3)プレーリーの動物たち

☆ アメリカンアンテロープ

着いて最初に見たのが、道路わきの広い野原で草を食んでいたこのアメリカンアンテロープ。愛嬌のある顔をしています。同じ呼び名でもアフリカのアンテロープとは違うそうです。車を止めてカメラを向けた私の方にわざわざ近寄ってきて、その面白い黒い顔を真正面に向けてくれたところをパチリ。私のためにポーズをとってくれたようにみえたのですが、そこにうまそうな草が生えていてそれを食べようとした、というのが本当のところらしいです。

☆ プレーリードッグ
可愛いプレーリードッグもたくさん穴から出ていて鳴き声はチュンチュンと鳥のようです。ポチャポチャ太って丸いお尻がなんとも可愛い。しかし増えすぎると公園の管理局が退治することもあると聞き、現実に引き戻される思いがしました。

☆ バッファロー

旅行者は個人でも簡単にバッファローをみることができますが、知識豊富なガイド付きジープツアーに参加すると、もっと面白く観賞することができます。目と鼻の先にバッファローが見られるし、バッファローについての説明やそのほかの動物や植物についても教えてもらえます。
春先に生まれたばかりのまだシナモン色のバッファローの赤ちゃん。
6ヶ月ほど経つと色が濃くなってくるそうです。お母さんに付きまとっている姿は可愛さ満点です。

まだ後足で首の辺りを掻くことができる大きさで、チョコチョコと犬のように掻いている姿が可愛かったです。大きくなると足も首には届かなくなり、痒い時はどうするかというと、地面に寝転がって赤土に身体をすりつけて蚤などを払い落とすらしいです。あちこちに草が削られてち土が表面に表れているところがありますが、それはバッファロー・ワローBuffalo Wallowと呼ばれ、文字通りバッファローが転げまわる赤土のお風呂です。
こうやってドテンとひっくり返って身体を土にこすり付けるらしいです。幸か不幸か、私たちはこの光景には出遭いませんでした(だから写真は借物です)。
ツアーの帰り道、とてもカッコイイ一匹のバッファローがいました。ガイドさんも「なかなかグッドルッキングなヤツだ」と言ってました。お尻にうっすら8のマークが見えると思います。確かガイドさんが生まれ年の焼印だとか言っていたような気がしますが、うろ覚えです。すいません。
☆ ホワイトテールデア

文字通り、尻尾の白い鹿。惚けた大きな黒目を向けてこっちを見る鹿で、ハイウェイの近くにやたらといました。たまたま撮った写真に、まだ冬の毛皮のままの鹿と夏の毛皮に生え変わっている鹿が映っていて、その違いがとても分かりやすいです。

☆ ブルーバード


ジープでバッファローツアーに参加した時、柵のあちこちに小鳥の巣が取り付けてあり、その巣を利用しているとてもきれいなブルーの鳥のカップルが止まっていたので写真に撮りました。オスは全身ブルーが鮮やかでメスは尻尾だけちょっとブルー。ブルーは緑に映えるのでとてもきれいに見えます。当たり前のようですが、ガイドさんは鳥の名を「ブルーバード」と言っていました。

☆ ツバメ


朝、宿の周辺にツバメが低く飛び回っていました。
私たちが歩く前をわざとのように何度も低く飛んで行くので、まるで「おはよう」と言っているように思えてなりませんでした。別館の庇に2羽止まったので「あ、写真撮るから動かないで」という私に、ツバメがちゃんと止まったままでいてくれたと誤解したのは、撮った後すぐ飛んでいったからです。最近、この婆は偶然を必然と思い込んでしまうのですが、まぁ緑寿過ぎたら勝手に思わせておいてもらいます。鳥は、そのほかにも赤いマークのある黒い鳥とか、野のヒバリとか、いろいろ地味な小鳥がおり、上空にはゆっくりと飛ぶ鷹がかなりみられました。

☆ ロバ



他には野原にロバがいました。昔労力として利用されていたロバが不要になって野に放たれたらしいです。
今では野生化しているそうですが、餌を与える旅行客に慣れて近寄って来るものもいます。
ガイドさんはドンキーdonkeyとは呼ばずブロー burroと呼んでいました。ブローはドンキーより小さいロバのことらしいです。写真一番下のロバは大きな顔が牛に似ていました。まるで牛とロバのミックスのようですが、まさかね。