ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

硬膜外注射

先週半ばのヘルニア騒ぎのフォローアップのため今週前半は病院通いで目紛ぐるしかったです。


まず週明けの月曜日リューマチ専門医に行きました。こちらからヘルニアの報告をし、医師から一般的アドバイスを受け、そこでEpidural(硬膜外注射)とやらの治療は避けられないかも知れないと言われました。何もせずに自然治癒できると思っていた私は少しがっかりしました。硬膜外注射は、脊髄にある空洞に針を通してステロイド系の薬を注入し神経の接触を緩和させる治療法で、痛みと痺れを軽減させるそうです。あとで調べると、この治療法は自然治癒を促進させるとありました。

翌火曜日に脊椎専門医に行くと、前日リューマチ専門医から言われた通り、やはり硬膜外注射を受けるよう勧められました。自然治癒を促進させるのであれば、と治療を受けることにしました。医師は至急治療が受けられるよう手配すると言い、その言葉通り翌日水曜日の早朝に電話で、その翌日の木曜日に硬膜外注射専門医の予約を確保したことを連絡してくれました。木曜日は他に神経外科医との予約が早朝に入っていましたので、そのすぐ後に入れてもらいました。

そして木曜日の今日、朝6時起きで支度して病院へ行きました。8時のレントゲン、8時半の神経外科医、9時40分の硬膜外注射治療と、関連はしていても個別の予約が3軒続いており、滞りなく繋がるか心配でした。しかしNY病院のスタッフは連結がよく連絡が行き届いていたので、どれもスムーズに進みました。

まずNY病院の本館北でレントゲンを撮り、それが済むと外に出て横断歩道を渡った通りの向こうにある別棟の9階へ行き、脊髄神経外科医のアドバイスを受けました。骨に異常のないことと右足の麻痺は軽度で問題ないことを確認してくれました。そして排便時に支障が出たり足の麻痺が悪化したりした場合のみ外科手術が考慮されるというアドバイスでした。今のところ、医師も私もその心配はないと希望的観測をしています。

その後、また外へ出て横断歩道を渡り、別棟の本館南へ行き INR(Interventional Neuroradiology介入神経放射線)部門へ行こうとしました。ところが案内図にINR部門が表記されておらず、2階にあると聞いていたので行ってみましたが見つかりませんでした。それでまたエレベータで一階に戻り、一度無視したイフォーメーションデスクに戻って場所を確かめ、やっと2階の奥にあるINR受付へたどり着きました。そこで説明を受けたり待機したりしている時間の方が長く、実際の硬膜外注射の治療は10分以内に終わりました。下図左は治療の仕方の写真(部位に直接注入)、右は図解です。

この間、治療室以外はずっと相棒が付き添ってくれていて、医者や看護婦への説明も相棒が理路整然と話してくれたので助かりました。今回の救急部門も病院の各予約も全部相棒が話しをしてアレンジしてくれました。相棒に感謝です。