ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

The 33 観ました

The 33


2010年に実際に起きたチリの金鉱事故を描いています。記憶の悪い私でも事故のことはまだ憶えていました。この作品では、地下700メートルに閉じ込められた33人の鉱夫のほか、一人の大統領側近の救助に対する真剣さが描かれていました。人間の心を持つ政府要員は一人もいないと思っている私には驚きでした。多分かなり創作が入っていると思いますが、それでも33人の鉱夫がこの作品を認めているのですから、ある程度は事実なのでしょう。救助までの69日間を簡潔にまとめた悪くない作品だと思いました。
製作時からマーケティング魂があり、セリフは英語。ラテン訛りの英語は聞き慣れているせいか、それほど違和感はありませんでした。少し前に観た The Walk という作品では英語のセリフにするため画面内でワザとらしい理由をつけているのが垢抜けなくて素人くさい気がしましたが、この作品ではそれもなく、反ってサッパリしていました。