ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

心の準備?

最近、たった今自分のやったことでもスポッとその部分だけ記憶が消えてしまうことが多くなりました。

私には毎日飲む薬やサプリがたくさんあります。朝と夜1週間分を容器に分けて入れてあり、服用する時に1回分を小皿に取り出しています。医者の指示で、甲状腺の薬(青色)とカルシウム(緑色)はどの薬よりも1時間ほど先に飲むようにしています。ところが目の前に置かれた小皿の中に青い薬がなかったり、緑の薬がなかったりするのです。飲んだ覚えがまったくないのです。でも小皿に取り分けた時には全部揃っていたはずです。だから飲んだのです。ところが、まったく記憶にありません。その部分だけ切り取られたかのように記憶がないのです。数年前は記憶のスッポ抜けが少なかったのですが、いまでは3回に1度ぐらいの頻度になってきています。

ほかにも「持っていたモノをちょっとソコに置いて何かをする」となると、モノをどこに置いたかスッカリ忘れてしまいます。例えばコーヒーカップを持って台所へ行こうとして途中で何かが目にとまり気になって直したりすると、そのあとコーヒーカップが見つからなくなります。アレェ!??っとアチコチ探しても見当たらなくて、こんな狭い部屋なのに不思議でなりません。もっと悪いことに、目の前にあるのに見えない時もあります。不思議です(笑)。

そしてこういうことが多くなってくると諦めも多くなってきます。悩んでも仕方ないので諦めてしまうのです。諦めることが多くなると執着心がなくなり楽なのですが、そうなると何に対しても執着ががなくなり、生きていることにさえ執着がなくなってしまいます。それはチョット困るなぁとは思います。しかし、だんだん生に対して執着心がなくなっていくのは、老いて死に近づいていくための準備なのかも知れませんねぇ。