ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

外科医のワイン

下欄の医者を訪れた時のことです。
今回の手術の執刀医はイタリア系アメリカ人で、トスカーナ地方にワイナリーを経営しています。頭は坊主にしていて、とても感じのいい外科医なので、相棒がつい「あなたのワイナリーで作られたワインはどこで入手できますか?」と診察が終わった時に訊きました。私は「そんなこと訊いていいんかい?」と照れ笑いして誤魔化していましたが、外科医は相棒に答えていました。まだ米国など市場に出荷していないようです。来年の春から予定しているとか。
そして外科医は何を思ったか診察室を出ていくと、ワイン1本とオリーブ油の小瓶を持って戻ってきました。トスカーナ地方に多いサンジョベーゼとキャバネ(カベルネ?)のミックスで2011年モノ。
オリーブ油も作っているらしく、小瓶は今年、お嬢さんの結婚式の引出物に特別に作ったようで若い夫婦の写真がラベルになっていました。「ああ、いいなぁ」と思いました。ワインでもオリーブ油でも自分たちを記念したボトルを作るのって楽しいです。
医者に診察に行ってワインとオリーブ油をもらって帰るのも不思議な気持でした(笑)。