ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

今年は黄葉

外に出たら秋がありました。空も風も木々も秋でした。道に散らばる落ち葉が妙に懐かしい模様です。楓の落ち葉が老いた私に日本を思い出させます。

いつもの薬局へ行く道に楓の木があり、その黄葉した葉が道を飾り、星のような、着物のような、包み紙のような、そんな模様を繰り広げてくれていました。



ふと右目の視界際に輝く色が見え、そちらに目を向けると、全体が美しい黄色にすっかり染まった日本のモミジが呼び止めてくれたようです。とても美しい黄で静かな輝きがあり、かぐや姫を思わせました。それにしても「紅葉」でなく「黄葉」したモミジを見るのは何十年ぶりでしょか。
[私の写真では美しさが撮りきれなかったのが残念]
そう言えば、今年は大きな楓の葉も黄色です。そう思って木々を仰ぐと、今年はどの木も黄葉していました。年によって紅葉したり黄葉したりするのでしょうか、それとも私の記憶が定かでないのでしょうか。
何にしても美しい黄葉を楽しめるのは瞬きするほどのわずかな期間が残っているだけです。