ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Phantom Thread 観ました

NY、この週末も零下二けたの寒さ。若い頃は風邪などひかなかった相棒が週末風邪気味で元気がなくてチョット心配。私としてはもう一日休んで欲しかったですが、相棒は今朝出勤していきました。

 

Phantom Thread

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引退宣言したダニエル・デイ・ルイスの最後の作品のようです。

私はタイトルから察して、縫製に固執するデザイナーの技術の素晴らしさを描くものかと思って期待して見に行きました。

しかし、1950年代、癖の強い頑固なデザイナーがふと見つけたスラリとした低層階級の女性に、自分のペースを乱され、気が付くとコントロールされていたというストーリーでした。ま、ちょっとテンポがスローな気もしますが、人の気持の複雑さ、その変遷変化が面白かったです。特におススメはしませんが、当時のエレガンスに浸りたい人にはいいかも知れません。深緑のシルクが光るドレスにはハッとしましたぞよ。

ダニエル・デイ・ルイスのスタイリッシュな当時の服装も布地や縫製の良さが表れているように思えました。ただ、私は上流階級の生活は、歴史をみるような興味はあっても、現実には少し突き放した気持で見ています。彼らが階級意識から作り出した(作り出させた?)「上質のモノ」、建物や家具を含むインテリア品や服装その他には感心しますが、生活態度は感心しません。