Itzahk と The Death of Stalin 観ました

Itzhak

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Itzhak Perlmanの日常を追ったドキュメンタリー作品。

奥様との馴れ初め、受賞式、公演、生徒とのレッスンの様子などなど紹介しています。彼のファンであれば興味ある作品だと思います。

あまりクラシックを聴くことのない私ですが Itzhak Perlman (P氏)のバイオリンの音(ね)には魅せられています。一度リンカーンセンター近くのスーパーで車椅子のP氏を見掛けたことがありました。著名なバイオリニストが買物をしているので驚いたのですが、P氏は気さくな人でよく買物をするようです。

作品の中で、友人であるAlan Alda氏がP氏のアパートを訪れるシーンがあり、Alda氏を街でよく見かける私にとって、何だか知り合い二人をみているような錯覚に陥りました(笑)。

P氏の奥様は顔がシワだらけなのですが、とてもステキな女性に思えました。若い頃、P氏のバイオリン演奏を聴いてP氏の虜になってしまい、彼女から結婚を申し込んだそうです。それから50年以上経った今でも、P氏のある時の演奏を聴いて「彼のあの音色、私が結婚を申し込んだ時と同じ音を出していたのよぉ」と有頂天になって話す彼女はとても5人も子供を産んだ人とは思えない初々しさがありました。

さて、私が勝手に推察していることがあります。小児麻痺の後遺症で足が使えなくなったP氏は松葉杖を使って歩きますが、そのため腕の筋肉が鍛えられて、あのような力強く幅のある音色が可能なのではないでしょうか。P氏が演奏をしている時はバイオリンが同氏の体の一部になっているように思えるのです。P氏の音色にある暖かさは人柄のせいでしょうか。

 

The Death of Stalin

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この作品、スターリンとその取り巻きの政府要員をコメディアン調に風刺していますので、ロシアでは上映禁止となったそうです。

コメディであっても、人をやたらと打ち殺すシーンは共産主義の上層部のギャングのような恐ろしさを再認識させられます。人海戦術を平気でするのが共産主義上層部の連中。彼等は人命を使い捨ての弾だと思っています。

プッと吹き出したくなるユーモアも多々ありましたが、全体に特出した作品という訳でもありませんでした。

共産という名の下(もと)に民から富を吸い上げる政府上層部とその恐怖政治が、今でも共産圏でまかり通っているということ、こんなコメディからでもそのバカバカしさが認識できるのに、なぜ独裁政権がこの地球上で現在いまだに続いているのか、不思議でなりません。