A Bag of Marbles(Un Sac de Billes)
実話、というより本人が書いた自伝を基にした作品。
第二次大戦下、フランス北部にドイツ軍が侵入、その土地のフランス軍がナチスに協力してユダヤ人強制収容に乗り出したためパリ郊外で生活していたユダヤ人家族が離れ離れに逃亡しなければならなくなります。優しい父母や兄たちと離れて、幼い男の子二人が逃亡を始め、忍耐と勇気と行動力を強いる恐ろしい経験をします。二人の男の子が可愛いので私は余計に感情移入してしまい涙を流しながらみてました。
ユダヤ人というだけで収容されたり殺されたりする時代を生き抜いてきたこの主人公とお兄さんは、フランスで存命中。
この作品の中で、兄が血豆で歩けなくなった弟を背負うシーンがあり、私にホーリーズの歌 ♪ He ain’t heavy. He’s my brother ♪ を彷彿させました。苦しさにナニクソと向き合っていく生き方に心動かされるのは、それが「生きる」ということだと教えてくれるからでしょうか。
映画と関係ありませんが、ホーリーズの歌のビデオです:
https://www.youtube.com/watch?v=EYzfTdIZoP0