ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

犯罪者 野放しの街

昨日、バスの中で、コメディのシーンのような呆れた光景に出遭いました。

NY市のバスは車椅子の人も乗せるようになってます。一般の人が座る3-4人分ほどの座席を側面に畳み、そこに車椅子を乗せ動かないようにベルトで固定するのは運転手の仕事となります。NY市では車椅子の人を優先するので、その3-4連座席に座っていた人は立って席を譲ることになります。車椅子の人が下りる時も運転手がベルトを外す補助をします。その操作にかなり時間がかかるので、一般乗客には深い同情心と強い忍耐力が必要となります。

さて、昨日の日曜日、夜7時過ぎに5番街を下るバスに乗った時のことです。バス内には私たち夫婦とあと2~3人の乗客がおり、さらに車椅子に乗った男性がいました。私は気が付かなかったのですが、相棒によると、その車椅子の男性と運転手が何か言い合いをしていたらしいのです。バス停で止まった時、その車椅子の男は怒ったように立ち上がり、車椅子を固定していたベルトを自分で外して、立ちながら車椅子を半分持ち上げるようにしてバス停を降りて行きました。つまり、男はスタスタ歩けるのに車椅子に乗っていたというわけです。あまりのことに、私はドッキリカメラの撮影かいな?と思ったものです。しかし、すぐにそうではなく、NY市に蔓延している下劣な奴の一人がその正体を見せたのだと分かりました。多くのインチキ浮浪者、インチキ障害者が一般市民を欺いているのがNY市です。現市長の下、この傾向がますますひどくなるだろうと思っています。 

バスの車内には数個の監視カメラが設置されていますが、市がこの男を捜査することはないと思います。