Damsel
スローテンポ コメディです。
19世紀後半、ある町に真面目な態度の青年がやって来て牧師を雇い、失踪した婚約者を探しに山奥まで行く、というのが前半。そのあとドンデン返しがあり、後半は婚約者である女性が主導権を握ります。この女性が damsel (若い女性)というわけです。
薄らっトボケた可笑しさがそこかしこにあります。コーエン兄弟に通じるユーモアなので、テンポが合わないとその可笑しさが分からないと思います。私はツボにはまって吹き出してしまい、翌日また思い出して吹き出してしまいました。脚本兼監督のゼルナー兄弟はコーエン兄弟を意識していることを隠しておらず、冗談まじりの模倣も所々にあります。