週末に観た Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot という長い題名の映画でビックリすることがありました。映画の中で、ある小さな暗いバーのシーンがありました。そして入口とバーカウンターの間の壁に飾られている絵画が大きく映し出されたのです。相棒も私も思わず叫びそうになるのを抑え、声を出さずに「あ~!」と口を開けて顔を見合わせました。
相棒の両親が持っていたモノと全く同じ絵画だったのです。
義母が亡くなった後、古道具屋さんが義両親の遺品の数々を本当に二束三文で持っていったのですが、その中に大きなレリーフ状の絵画がありました。
Troubadour (吟遊詩人) がカラフルに浮き出たレリーフで、珍しいので私は手放すのは惜しかったのですが、置き場所もないので諦めました。
幸い、写真だけは撮って置きました。
そのレリーフが映画の中で大きく映し出された時は、義母がハローと挨拶に出てきたのかと思うほど驚きました。もしかしたら、あの古道具屋さんが映画のプロットに売ったのかしらん、などと思ってしまいました。むろん同じものが2つ以上あったのかも知れませんが、義両親が50年以上も持っていたもので、そんじょそこらで見つかるシロモノではないような気がするのです。私は八割方、義両親のものが巡り巡ってあそこに飾られたと思っています。何しろオドロイタ。