At Eternity’s Gate
去年10月Loving Vincentというゴッホの死の真相を探る作品がありました。これもまたゴッホを描く作品ですが、その死は明らかに他殺として描かれています。構成が凝り過ぎているのかスローで反って興味を削がれます。セリフの途切れに、「ウン、それから?」と思うのに、そこでセリフは終わってしまい、掘り下げていません。ただ、ゴッホに酷似したウィレムデフォーを写したかっただけのような作品でした。ゴッホは37歳で若くして亡くなっていますが、それを60歳過ぎたデフォーが演じています。ゴッホの痩せすぎて骨ばった顔付が年老いてみえるのでデフォーが演じてもそれほどの違和感はなかったです。作品は、絵画好きな人には各シーンが絵になっているのでそれなりに見られるかも知れませんが、映画としては面白味が少なかったです。