今回の旅の一番の目的は Ourense の温泉でした。見た目の良い露天風呂が川沿いのアチコチに10か所以上あるのです。しかし、がっかりしました。どれもヌルイ。有料もありますが、殆どが無料で脱衣所もロッカーもなく誰でも簡単に入れる露天風呂になってます。
Ourense には4日滞在。毎日1つずつ温泉に行く予定でしたが、最初の2日は相棒の水着の入った荷物が届かず、残り2日に2か所だけ有料の温泉に行きました。
As Burgas 温泉
着いた日は町を散策。
町中(まちなか)に As Burgas 温泉があり、見学に行くと、クリスマスをはさむ三日間は温泉が閉まっていて、湯船の湯がすっかり抜き取られているのが外から見えました。
←傍に温泉が湧き出ている場所があり、湯は温泉卵ができるほど熱かったです。
Outariz 温泉
3日目、町から少し離れている Outariz 温泉に行きました。
町と温泉を往復するトレインがあるので、それに乗って行きました。トレインといっても形だけでレールはなくタイヤで走ります。ノロノロ運転のバスと同じです。→
Outariz 温泉は無料の公共プールと日本人のデザインしたという有料温泉があります。私たちは有料温泉に行ってみました。入口付近が笹藪になっていて、すぐそこにトイレがあり、入口からトイレが臭うのが嫌でした。
温泉の受付に行く手前のバルコニーで写真を撮ったら「ダメ、温泉に人がいるでしょ」っと注意されました。
←でも注意される前に一枚撮っちゃったデ。
胡散臭い寿司を出すカウンターを過ぎて、受付で妙な書類(高血圧か?心臓の処方箋薬を飲んでるか?皮膚病を持ってるか?とか、いろいろ)にサインさせられました。「訴訟」という言葉が頭に浮かんで何となくヤな感じ。制限時間2時間で€5.8。ロッカーの鍵の質として腕時計とか携帯なんかを渡すようになっていて、タオルやフリップフロップは用意してなければ有料レンタルしてくれます。水着は要用意。
湯船はたくさんありましたがどれもヌルく、一番熱いとされるものも日本人の私にはヌル過ぎて、ちょうどバイキンが繁殖しやすいようなヌルイ温度なので、あまり楽しめませんでした。
帰りのトレインを2時間ほど待っていたら湯冷めしてしまいました。そして、ベンチに座って待っている私たちに、旅行客らしい男性がやってきて「トレインはエンジンが壊れて運行中止だそうですよ」と教えてくれました。その人が教えてくれなければ、私たちは冷たい空気の中、いつまでも待っていたでしょうから、親切に教えてもらって有難かったです。
仕方ないので町まで歩いて帰ることにしました。ま、散歩だと思えばいい。
川沿いにある2、3の露天の温泉を見ながらゆっくり歩いていました。
←これは Muino 温泉。ここはいい感じで湯加減をチェックしてみたかったです。
1時間以上歩いたら疲れてきて、少し休みました。
休んだ所が Chavasqueira 温泉の近くで、そこにはバス停があることを思い出しました。携帯で調べて、停留所を見つけ、そこでバスを待つことにしました。待っている間、ちょっと Chavasqueira 温泉を見学。無料の湯船は小さいプールが川沿いに3つほどあり、どれも浅い感じ。
有料の方は塀に隠れて見えませんでした。バスが来たので€0.85を払って乗りました。ここはNYと違い、運転手さんが釣銭をくれるようになっているのが有難かったです。
Chavasqueira温泉
翌日、町からバスで5分ぐらいの Chavaqueira 温泉に行きました。前日見学した浅い無料プールの他に、やはり日本人のデザインした有料の湯殿があります。ここはこじんまりしていて湯船は3つほどですが、一番熱い湯が「あ~ぁ、いい湯だぁ」とため息が出るほど熱くて、やっと温泉気分になりました。Ourense のたくさんある温泉の内、なんとかおススメできるのがこの温泉だけ。あとは見た目はいいですが、ぬるくて温泉を楽しむ気分にはなれません。
っと言うことで、温泉三昧をするつもりだったのが、少し残念な結果となりました。温泉がたくさんあっても人気の観光地にならないワケが分りました。