ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

流しが詰まった

今、ホッとしているところです。隣のアパートの台所の排管掃除が終わったからです。

まず昨夜のことから。台所で普段と変わらず洗い物をしていたのですが、急に流しが詰まって水が淀みはじめました。自宅の流しの排水口には丸い多孔金属盤(ハスの切り口のようなヤツ)がはめてあり、詰まるようなゴミは流していません。

プランジャー(お椀型の吸引ゴムでスポッとやるアレ)を使ったら、黒い水が上がってきて始末に負えなくなり困惑していました。するとドアがノックされ、そこに隣人がいました。風呂場に隣接している隣人ではなく、台所に隣接している隣人。台所の配管がうちと共同になっているのです。

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プランジャーのガボッという音が聞こえたらしく、隣人は「流しが詰まりましたねぇ。お宅のディシュウォッシャー(食器洗い機)の水音が聞こえるたびに、うちの流しに黒い水が上がってくるんですよ」と、私の方に落ち度があるのではないかと思っている様子が窺えました。ま、私も詰まった途端、隣人が何か詰まらせたのではないかという疑いが一瞬頭をよぎったのでお互い様です。

私が「うちにはディッシュウォッシャーなんてありませんよ」と言うと隣人は「?」な顔してました。私が畳みかけるように「ディスポーザー(ゴミ粉砕機)もつけてません」と言うと隣人は「ディスポーザー?あれは罪悪です、あれはない方がいい。それより明日修理屋がきますが、共通のパイプになってるお宅にもお邪魔すると思うので知らせに来たんです」と言いました。

そして翌日の今朝、昼近くに修理屋が隣に来たようで、ゴリゴリ、ガリガリ、ガァーガァーと回転式ブラシでパイプを掃除する音が聞こえてきました。1時間ほどで終わったようでした。そして修理屋さんの一人が私のアパートにもやってきて流しの排水口をちょっと見て、問題ないことをウォキートーキーで隣にいる修理屋さんの相方に連絡していました。帰ろうとする修理屋さんに、気になっていたことを聞いてみました。「何か流しの使い方に悪いところでもありましたか?」すると修理屋さんは「油汚れが溜まっていただけです。あなたのせいじゃありませんよ」と言ってくれました。それでホッとしたのです。多分、隣人が「隣(私)が詰まらせたんじゃないでしょうか?」と修理屋さんに訊いていたので、そう答えてくれたのだろうと思います。

一般に売られている強い溶解剤は排管をダメにするので使わないようにというメモが以前管理会社から配布されたことがあるので私は台所で油ものを洗った後は時々ベーキングソーダーを流し込んでおきます。風呂場の排水口にはベーキングソーダーと漂白剤を入れて髪の毛が詰まらないようにしています。それでも長年使っていれば排管にこびりつくものが溜まって詰まってしまうのは避けられないことなのでしょう。

なんせ、ホッとしています。