All Is True
一年前にストラッドフォードにあるシェイクスピアの家を訪れたことのある私たち夫婦はこの作品に興味を持ち、観ることにしました。
多忙だったシェイクスピアが仕事を引退して家庭に目を向けた時、家族の間で彼の知らなかった出来事が発覚していきます。彼の父親のこと、妻、亡くなった息子、娘二人が浮き彫りにされていく中で、シェイクスピアのプライベートな面が少し分かってきます。もちろん脚色してあると思うのでそのまま事実として鵜呑みにするのには無理があります。ストーリの展開の仕方は面白味が少ないですが、画面の美しさは絵画を観るように楽しめます。
蛇足ですが、この映画をみて、シェイクスピアの息子(11歳で他界)の名前が Hamnet であったと知りました。息子を亡くした約5年後、シェイクスピアは Hamlet を書き下ろしたそうです。