ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

生き字引

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いつも言うことですが、グーグル翻訳ツールの訳の奇妙(おかし)さは可笑(おか)しくてブフッと吹き出してしまいます。言語の構成の違いだけでなく、私の書き方が回りくどくて古臭くて変わっているため否定文が肯定文になっていたり、単語の訳が摩訶不思議な時があり、なぜそうなったか見当もつかないことがあります。

下欄(Fiddler...)を翻訳ツールで見てみたら、やはり奇妙なことになってました。中でも「生存者」と訳されている単語があり、なんじゃろかと思ったら「生き字引」のことでした。ツールが「生残り」と解釈したようです。

昔々『 walking dictionaryとは生き字引のことだ』と英語の教師が言ったことがありました。生き字引という音も面白かったし、それになぜ英語では「生きている」でなく「歩いている」なんだろうか?という思いがいつまでも残り、その言葉が私の頭に印象付けられたのです。あとで、多分、英語が元の言葉で、それを明治の人が意訳し造語した結果ではないかと思うようになりました。

辞書のことを字引という人も少なくなっていると思います。でも「じびき」という音は古臭い中に和語の分り易さがあって嫌いじゃありません。