ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

名付け方

私の性格がいじけているのにはいろいろな要因がありますが、生まれた時からそれは始まっていたようです。私が生まれてすぐには父はまだ私を疎んではいなかったらしく、名付けの診断をする人に何千円かを支払って「友美」という名前をもらってきたそうです。

父がそこまでしてもらってきた名前をヒステリックに否定して、近所に恵美子という子がいるから、それをひっくり返してつけたらいいのだと母が宣い、私の名前が決まったらしいのです。

母が否定した理由は、子供の名前にそんな金を払うバカがいるかということと、二文字の名前はバーのホステスのようだという事からだそうです。

せっかく子を思う素直な気持でもらってきた名前をそういう理由にもならない捻くれた感情で捨てるという、聞いていて気分の悪くなる話を、なぜ今思い出したのか...多分「同姓同名の女」というミステリーをYouTubeで見ていたせいかもしれません。

何しろ私の人生はその時から、名前にいじけた思いが入り込み、すでに悪運を含んだものとなったようです。