ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

Pain and Glory 観ました

Pain and Glory

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スペイン語作品。有名な映画監督兼脚本家兼芸術家が、老いて身体のアチコチの痛み、偏頭痛、精神的な苦しみなどに悩まされ、鬱病のため公共の場に出ることを拒んで孤独に暮らしていて、その間、自分の幼い頃の母や数年前の恋人のことなど思い巡らし、その思い出を書き留めて置き、ある時何かが吹っ切れ、それを脚本にして再び作品を作り始めるというストーリ。

芸術家にありがちな「可哀そうな自分」に自己陶酔しインテリっぽい語彙がポンポンでてくるあたりは若者(または心が若い人)向きの作品だと感じました。昔は犯罪として扱われたりしたホモセクシュアルに対する世間の受け止め方が今は変わってきていることを知らないと主人公の悲しみが理解できないと思います。