ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

誠実な歯科医、オクシモロン

先週の日曜日、夏時間から標準時間に戻ったので日の落ちるのが早いです。

きょうは選挙日、といっても大統領でも市長でもなく、市政の監督官とか市議会の法案などへの投票です。NY市は保守派が少ないので投票しても無駄であることは承知していても、もしかしたらミラクルが起こるやも知れず、相棒はやることはやっておこうという姿勢なので、私も右へ倣えで投票してきました。投票所が歩いて1分であることも私の行動を容易にしています。

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投票したあと、歯医者に行きました。数カ月前、歯の詰物がいつの間にかなくなって、食事の際、その窪みに食べ物が詰まるようになっていたのです。それでも虫歯ではないのでそのままにしていました。ところが数週間前、今度はもう1つの歯のセメントが溶けてしまったようでクラウンが1つポロリと取れてしまったのです。こうなると歯医者に修理処置してもらうしかありません。

その前までかかっていた歯科医に私は一寸信頼を失うことがあったので、また別の歯医者を探していました。誠実で技術の高い歯医者を見つけるのは至難の業。今回は緊急処置のようなものなので家の近くにある歯科医のオフィスを見つけて急遽予約しました。

治療してくれたのは小柄で細身の韓国名の可愛らしい女医さんでした。真面目な感じで、2つの歯をすぐ直してくれたので助かりました。最近歯科医は女医さんが多いように感じます。力は弱いけれど女性の方が手先は器用な気がします。その女医さんは歯のクリーニングをするよう私に勧告してくれました。それで明後日クリーニングの予約を取り付けました。

歯医者に行くたび良い歯まで幾つも削られてしまった私は歯医者嫌いになっています。今度の歯科医は誠実であって欲しいです。

「誠実な歯科医」とは私にとって「正直な泥棒」ほどにオクシモロン(oxymoron)なのです。