川の南側のサンチャゴ:
サンチャゴの街には東西に川が流れていて、川の南側は荒(すさ)んだ貧困層が目立ち、この国の政府の堕落がありありと感じられました。私たちの宿はこの南側にあり、貧困層から少し離れた繁華街近くにありました。ホテルはしっかりした建物で部屋もサービスもとても良かったですが、なにせ周りが汚くて落書きだらけでゴミだらけで、ホテルが可哀そうになりました。つい最近あった反政府暴動であちこちのバス停のガラスも粉々になったままで、街は更に荒んだ様子になっていました。この荒んだ街の様子は写真に撮りませんでした。
着いた翌朝は頭痛も消えて気分が良くなりました。少しはゴミの少ないビジネス街近くを歩いてみました。特にNY市と変わりのない感じです。クリスマス近くのせいか、あちこちで音楽を演奏していて楽しい雰囲気でした。ハンガリアン協奏曲なども演奏していて、暫く聴いて楽しんだので、空の楽器入れに5000チリペソのお札を入れました。ゼロが多いけど意味がないんです。1000ペソが1ドルぐらい。
←写真はビジネス街にある教会と公園。
暑い中、歩き疲れて、小さなローカルの店で遅い昼食をとりました。英語が通じないので少し戸惑いながら注文しました。
スペイン語圏の国を訪れる時はもう少し言葉が分かるように勉強しなければと反省しました。
それから高台の公園を歩いて上りました。公園といっても侮ってはなりませんでした。一番上まで上がるのに年寄り夫婦はフーフー言って歩きました。途中で2度もキオスクでジュースを飲みました。飲んでもすぐ蒸発するような暑さでした。
やっと上った頂上からサンチャゴの街を見下ろすと背景の山々はきれいなのですが霞んでいてハッキリみえません。
サンチャゴは山に囲まれた盆地のようになっているそうで、そこにスモッグが溜まる地形なのだそうです。折角のアンデス山脈もスモッグでよくみえないなんてガッカリ。
ホテルの近くにボヘミアン風の一角があり、そこにレストランが集まっていました。殆どが古いバーがメインの店。若い人たちが多く、私たちのうような老人夫婦はあまり見かけませんでした。
チリは海鮮料理が美味しいと聞いていました。Chipeというチリアンペルー料理屋でタコのグリル、セビチェ、シーフードグリルを注文。NY市と違って3倍ぐらい量が多いので驚きました。味はまぁまぁ美味しい方かな?。
翌朝チェックアウト。空港までタクシーで20分かかりません。ローカル線Latan航空を利用してアタカマ砂漠へ向かいました。飛行時間は約2時間。