ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

2019年末チリの旅―アタカマ砂漠の町サンペドロ③

レンタカー

アタカマ砂漠のカルマ空港ではレンタカーを予約しておきました。砂漠の凸凹道を鑑みて四駆にしましたがこれは正解でした。カウンターの人は英語を話しますが、車のところで説明してくれる係の人は英語は出来ず、私たちが分かるものと決めつけてスペイン語でペラペラ早口で説明し続けました。パンクした時のタイアやジャッキやレンチなどのある所を教えてくれた時はパンクしないことを祈るばかりでした。

アタカマ砂漠で一番大きな町サンペドロまでは車で30分ぐらいということだったのですが、なぜか2時間ほどかかりました。途中から土埃の凸凹道になってスピードが出せなかったこともあります。

サンペドロの町:

サンペドロの町はアドベ(赤土)の平屋が続き、これが対向通行かと思うほど狭い道が右往左往していました。町の中はアドベの平屋ですが、町外れになると建材はアドベだけでなく木材も使われていて、ひどく不揃いで、手元にあるものを使って作ったと推察される思い思いの形をした家々が並んでいます。

f:id:nykanjin:20200110020548j:plain町の中の道は舗装されておらず赤土のままなので車が通るたびに土埃が舞い、マスクが必要です。

私の撮った写真にアドベの家をよく表現したものがなかったのでこの左の写真をウェブから借りてきました。こんな感じの家が並んでいます。

f:id:nykanjin:20200110021150j:plain

 

右の写真はアドベの壁の細道から Licancaburという富士山のような形の山を望んだところ。Licancaburは町で一番目立ちます。

f:id:nykanjin:20200110021444j:plain

 

 

 

←これは赤土の細道を馬を連れて行く人。車より馬が似合うサンペドロの道です。

 

野良犬だらけの町:

南米や南欧にいくと気が付くことなのですが、サンペドロの町でも野良犬がたくさんいました。かなり大型の犬が道端や店先にゴロリゴロリと寝ています。ひっくり返ってお腹をまるだしにしている犬も多くいました。私が見ただけで延べ30匹ぐらいいました。町全体の総数にしたら100匹以上になるのではないかと思います。埃だらけで汚い体をしてはいますが、みな餌に困らないのか健康そうにみえました。

写真は歩道や店の中でゴロ寝する犬たちのコラージュ。

f:id:nykanjin:20200110021957j:plain

 レストラン:

San Pedroはカタツムリが生息するらしく、町の中にCaracoles(巻貝、カタツムリ)という名前がついた賑やかな通りがあります。乾燥した砂漠で湿気地帯にいるはずのカタツムリがいるというのも不思議ですが、塩湖にすんでいる巻貝のことを指しているのかも知れません。

f:id:nykanjin:20200110040843j:plain

その賑やかなCaracolesの通りにAdobeというレストランがあり、そこのエクワドル風ピルピルというエビ料理がとても美味しかったです。ソースに入っているハーブスパイス、何か分かりませんが凄く美味しい。ピルピルというのは擬音で油で炒めている時に出る音を言っているようです。日本のシャブシャブも擬音ですよね。

 

f:id:nykanjin:20200110040958j:plain

 

 このレストランは名前の通りアドベ造りで土着感がいっぱい。室内に中庭があり空が見えます。屋根にスズメがいるのが見えました。イイ感じでした。