ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

2019年末チリの旅―サンペドロの町外れの宿 ④

Apacheta Catamara Desert  Lodge:

私たちの宿は少し毛色の変わった所でした。町の中でなく少し外れた広々とした土地の中ほどにありました。何もないところに目立たないようにあるステキな宿でアドベ造りがとてもチャーミングでした。部屋数も今はたった3つ。宿主のテレサさんによると、これから部屋数を増やしていくのだそうです。滞在中はまるで友人の家にいるような温かさでおもてなしを受けました。

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← 写真は朝食用のキッチンの部屋から宿主の家を望んだところ。綺麗で趣味の良い造りになっています。家の向こうにみえる山はLicancaburと呼ばれアンデスのインディアンたちに崇拝されているとテレサさんが教えてくれました。

テレサさんはスラッとした美人で、お子さんはお嬢さんが3人。テレサさんもお嬢さんたちも英語スペイン語ポルトガル語ドイツ語イタリア語そしてフランス語も話せるようです。

その理由はあとで分りました。テレサさん自身はとても謙虚で何も言いませんでしたが、相棒が帰国してから調べたところ、テレサさんの家系はオーストリアの貴族でブラジルの皇帝の子孫でもあるようです。またフランスやイタリアの貴族とも親類であるため各国語を話す家庭に育ったと推察されます。

朝食込みで、テレサさんが毎朝用意してくれました。チーズ、アボカド、ゆで卵、ヨーグルト、果物、シリアル、いろいろな手作りジャム、コーヒー、などなどたくさん選択がありました。どれもフレッシュで美味しかったです。

テレサさんはとても親切でいろいろ至れり尽くせりの世話をしてくれました。扇風機や加湿器を部屋に持ってきてくれたり、WiFiが繋がらなくなってしまった時、自分の使っているシグナルを相棒にシェアしてくれたり、飲み水もたくさん用意してくれて、本当に泊り客のことを思ってくれていることが伝わってきました。