Viña del Mar :
ヴァルパライソから列車で5分程のところに岩場の海岸のある町ヴィニャデルマルあります。前日のパーティで甘いカクテルを飲んだので私は頭痛が酷くなっていましたが、その町まで列車で出かけることにしました。
ホテルから駅に行くために丘を下りて荒んだ街に出ると小さなビニール袋をヒラヒラさせた男が私たちにマリワナを売ろうとしました。それを通り過ぎて汚い商店街を通り抜けましたがその汚さに気持悪くなり、頭痛も手伝ってイライラしてきました。それでつい相棒に「列車でなくタクシーで行けばいいのに」などと文句タラタラ当たってしまい、相棒を悲しませてしまいました。
駅で往復料金を払って磁気カードを貰いました。係の人が立っていて慣れない私たちにカードの使い方を説明してくれたので助かりました。
ヴィニャデルマルは海岸沿いのリゾート地ですが、あまり高級な感じはありませんでした。ペリカン、鵜などが岩場にいて近くで見られました。アザラシもたくさんいるはずでしたが、私たちが訪れた時は岩場にたった1匹だけ泳いでいるのが見えました。
上の写真の向こう岸に高層ビルの建つ街がみえたので写してみました。しかしサンチャゴと同じにスモッグのためなのか何なのかぼやけてみえました。風の強い海岸沿いでスモッグが溜まるとは考えづらいですが...。↓
↓ ペリカンの数も多かったです。
↓ 鵜もたくさんいました。
海風に当たったら頭痛が少し軽くなり気分も良くなりました。
可笑しかったのは、遅い昼食に立ちよった岩場の傍のレストランで、午後遅くになって風が強くなり、風通しの良いレストラン内の客が寒さで震え出し、ウェイターが赤や青の毛布を客たちに渡していたことです。寒さ凌ぎのための毛布を客に用意しているレストランがあるなんてここならではのことでしょう。何しろ一日の内で寒暖の差が激しい土地ではあります。
そして帰りは無事に列車と徒歩でヴァルパライソのホテルまで戻りました。
翌朝チェックアウトを済ませてテラスでタクシーを待っているとホテルの猫のパンチャが挨拶に出てきてくれました。着いた時はそっけない態度でしたが、帰りはちゃんと見送りにきてくれるパンチャでした。記念にパンチャと一緒の写真を撮り、別れを告げてサンチャゴへ向かいました。