ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

昔の洗濯

旅行から戻って洗濯をするためランドリールームに行ったら、洗濯機も乾燥機も料金が1ドルも値上がりして2ドル50になってました。私は毎回洗濯物を白物と色物に分けて洗濯機と乾燥機を2機ずつ使います。だから私にとっては4ドルの値上がりと同じです。風呂の足ふきマットは別に洗いますが、2度洗えば新しい足ふきが買える料金になってしまいます。洗濯に10ドルもかかるとは嫌な時代になりました。

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昔の洗濯は、労力はかかってもお金のかかるものではありませんでした。私の幼い頃は大きなタライで固形のデカい亀の子石鹸を使って洗濯板でゴシゴシやっていました。亀の子石鹸は着色していなくて自然な薄茶色で亀甲模様が刻まれていました。私は小学校に上がる前でしたが洗濯板で洗うことをしていました。あの頃の下着や服は綿製品でしたので、その洗い方でよかったようです。

ただし乾いてからのアイロンがけは必須でした。アイロンもその頃は中が空洞でなく重たい金属で、その重さと熱でシワを伸ばすのでした。

それからしばらくして家庭用の洗濯機が出始めましたが絞り器はローラーに洗濯物を挟んで手で回すものでした。昭和の家庭の3種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)が出始めた頃でした。

f:id:nykanjin:20200117231649j:plainランドリールームの値上がりから、昔を振り返えって思い出していたのですが、たらいと洗濯板の写真を探したら、生活博物館の展示資料になっていたので、私の生まれた頃と言うのはかなり昔なんだと今気付きました(笑)。亀の子石鹸の写真はもう見つかりませんでしたのでイラストにしてみました。こんなカッコつけないゴッツイ石鹸が今は無性に懐かしい。