ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

State of the Union 2020 老獪ペロシ、大統領職位を侮辱

ここではスピーチの内容は端折り、大統領と下院議長の葛藤だけ書きました。

ナンシーペロシ下院議長(80歳)は30年以上も下院議員をしているためかその職権乱用と堕落した政治活動には目に余るものがあります。政府要人用飛行機や軍用機を私物化、まるでタクシーの様に使いまくり、地位を利用して私腹を肥やし続けています。彼女の代表するカリフォルニア州政府の堕落は最近目に見えて明らか。特にサンフランシスコの退廃は私も心痛めるところです。

トランプがカリフォルニア地区是正のため地区の判事を任命した途端、弾劾はしないと言明していたペロシは手の平返したように弾劾裁判を決行しました。彼女、自分のしている諸悪が表面化するのを阻止するため必死です。弾劾裁判のために裏で集められた「証人」は皆、直接見聞きした人ではなく「又聞き」または「推察」による意見を述べるだけ。正式な「証人」「証言」とはならない連中ばかりで無理を通して道理引っ込めた裁判を進め、税金の無駄遣いをしている彼女、長年の職権乱用で神経が麻痺し税金は自分の金だと勘違いしています。

さて、昨夜の年頭教書演説、大統領がスピーチの原稿を渡した後、下院議長とも握手をするのが形式となっていましたが、現在進行形で自分を弾劾している張本人と、例え表面上であってもトランプは握手できない心境だったようです。自分を弾劾することに躍起になっている下院議長を後ろに控え、そいつが後ろから自分を睨みつけているだろう檀上でこれからスピーチするには余程肝を据えていなければなりません。

この握手のフェイントに(弾劾進行張本人であるにも関わらず)なぜか憤慨したとみえるペロシさん、大統領紹介のアナウンスでは形式となっている赤字の部分(大変な栄誉と名誉を以って紹介)を抜かしてトランプに敵対心丸出し。

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"Members of Congress, I have the high privilege and the distinct honor of presenting to you the president of the United States."

白粉ギラギラ、マスカラで充血した目、時々入歯を舌で動かしているのが赤く塗った唇の歪みで分かります。目を引きつらせてそっぽ向き、やたら唇を歪ませたシワだらけの顔は、昔はミスコン、今はタクワン、なんて冗談が出てきそう。

ダメだしは Rush Limbaugh氏の授章でしょう。Limbaugh氏はペロシの大嫌いな保守派ラジオトークショーのホスト。その彼に市民として最高のメダルをトランプが授与。カメラに映りませんでしたがペロシさんの顔がさらに歪んだのではないかと思います。

30年前からLimbaughを聴いていた私はチト貰い泣き。というのもLimbaugh氏は数日前に肺癌と診断されたことを表明、先が不安な状態なのです。

スピーチが終わるとペロシはスピーチの原稿をこれ見よがしにカメラの前でビリビリと破きました。公の場の、それも連邦政府の行事でこんなことをするのは「米国大統領の職位を侮辱」していることになります。プロ意識がなくなった老婆が自分はヒステリーバアさんであることを公の場で表明したようなものです。