きのうの月曜日はメモリアルデー休日。週末を含めた三日間、車で2時間半ぐらいの所にある隣州コネクチカットの小さな港町ミスティックを訪れました。
コネクチカット州では「アウトサイドダイニング」つまり外にテーブルのあるレストランで食事が出来るようになったと聞き及び訪れることにしたのです(笑)。（NYは州知事も市長も超レフティストでいまだ無意味な閉鎖を解かずにいます。呆れます）
① エルムグローブ墓地
日にちが前後しますが、着いた日から二日後の月曜日、メモリアルデーに因んで兵士の墓をお参りするため川沿いのエルムグローブ墓地を訪れたことから書き始めます。
別にこの墓地に親戚や知り合いの兵士がいるわけではありません。ただメモリアルデーなのでどんな兵士の墓でもお参りしようと思ったのです。
左の写真は墓地の門。立派な構えの門です。
そこをくぐり抜けるとすぐ大きな立派な木が何本か立っていました。その１つに幹が複雑怪奇に分かれて上へ伸びる杉の木があり、見上げると異様で威厳がありました。
そのすぐ先には大きなビーチツリー（ブナの木？）がこれまた大きく紫蘇色の葉を広げ、見事な全容を見せており、圧倒されました。
歴史ある町なので兵士の墓もたくさんありました。南北戦争、第一次大戦、第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等々、いろいろな戦いに出兵した兵士たちのどの墓の横にも星条旗が立てられていました。墓の周りの芝生をついばむカナディアンギースの群もちらほら。
ミスティックリバーが見渡せる景色の良い墓地です。ススキを通した川を撮ってみました。
木の葉の間からモーターボートやサップ(スタンドアップパドル)と呼ばれるボードに乗ってスゥーイスイと水の上を行く人が見えました。
きれいな小鳥の囀りが聞こえてきたので声の方を見上げてみたら、小さな鳥が枝の突先に止まって体全体で囀っていました。携帯で撮ってみましたが、シルエットしか分かりませんでした。とても小さな鳥です。
後述しますが、もしかしたら着いた日に夕食をしたレストランのボートランプに止まっていた小鳥と同じ種類かもしれません。スズメに似ていましたが囀りはとても美しいのです。【後で調べてみたのですが、その小鳥はとてもきれいな囀りで身体はスズメより小さいのでミソサザエではないかと思います】
つい最近、奇しくもブナ科の楢(ナラ)と樫(カシ)と柏(カシワ)についてこのブログに書きましたが、この墓地にはブナ科の木がたくさんあり、ドングリの成る樫の木があちこちにピラミッドアジサイに似た花を咲かせていました。どれも幹はどっしりとして枝ぶりがよく、葉もたくさん茂っていて美しい木ばかりです。NYのセントラルパークの木々はここと比べると埃っぽくて貧弱。土地柄なんでしょうかね。
散歩の最後の方で少し気になる場所にある墓石に目がいきました。この木の幹の間にわざわざ墓石を立てたということはあり得ないだろうと思うのです。あるとすれば余程の理由がなければならないです。墓石は古そうなので、多分この墓石を立てたあとに木がこのように育ったのだろうと考えることにしました。
