ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

マンハッタン南端の夏至

今日は夏至。この時期フィナンシャルセンター辺りのハドソン川沿いのプロムナードを歩くと、リンデン(菩提樹)の花の香りがフワーッと匂ってとてもいい気分になるのです。それで相棒とリンデンの香りを求めて散歩に出かけました。ところが夕方だったので花が閉じてしまったのか、まだ時期的に早すぎたのか分かりませんが香りはあまり漂ってきませんでした。

プロムナード横の芝生で平和裏に戯れる幼い子供連れの家族を見ると皮肉な安らぎを覚えます。あの恐ろしい911の跡地にこんな平和な家族たちが住み始めていること、第二次大戦で焦土と化した国の戦後の再建も同様ですが、歴史と忘却が人々の生活を前に進めていくエネルギーのようです。

f:id:nykanjin:20200621140709j:plain

プロムナードの一角をみるとアジサイが満開でした。同じ株から虹のように色々な色彩で咲き乱れているのが見事でした。

しばらく歩くと夕食の時刻になりましたので川沿いのレストランでサンドウィッチをテイクアウトし、近くにあったチェッカー用の石のテーブルに座って相棒とハーバーの景色を見ながらの夕食としました。

f:id:nykanjin:20200621143434j:plain

食事をしていると急に変な人がやってきました。銀色ギラギラのメタルのようなラメの衣装で全身を覆った、アニメのキャラクターのようないで立ちでした。カラフルな煙をまき散らすと、付添のカメラマンがそれを撮影していました。写真をブログか何かに載せるのでしょうか。このラメ人とカメラマンは訛りの強いフランス語を話していました。相棒は「クレオール フレンチだよ。ハイチの人かな」と言ってました。散歩でこんなオカシナ人に出くわすのもNY市ならではです。

もちろん一般的なハーバーの景色も楽しむことが出来ました。赤い帆のヨットがゆったり行くのを目で追っていくと自由の女神を通り過ぎようとしたので2つ一緒に写してみました(左写真)。また逆方向から近づく2隻の白い帆のヨットが交差する前に一緒に写してみました(右)。

f:id:nykanjin:20200621144752j:plain

f:id:nykanjin:20200621150030j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プロムナードが一旦途切れる一角にガゼボーのような休憩所があります。

f:id:nykanjin:20200621155707j:plain

人工の柱ではなく、数本の立ち木を利用し、その木の緑の葉が屋根を形造っており、自然な良い感じになっています。

写真に撮ってみると、青い空に白い羽衣が靡(なび)くように、まるでガゼボーから後光が射しているような雲が写りこみ、街燈の明かりも実際は白っぽかったのですが、なぜか美しい緑色に写っていて、個人的には不思議な写真となりました。

 

そのガゼボーの下に立って自由の女神の像を望んだ写真がこれ(下)です。しかし、柱となる木を入れ込んだ写真にしようとしたので自由の女神が針の先のように小さくなってしまいました。でもマメ科の木っていい雰囲気をだしますね。

f:id:nykanjin:20200621144644j:plain