ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

それでも春

きょう午後、買物に出かけました。気温は15~17℃ぐらい。顔にあたる風がとても気持良く、つい「あぁ春だな」とマスクの中で呟きました。歩く人たちは皆上着を脱いでいて、やわらかい日差しが人々の顔を春にしていました。

皮肉なもので、きのう「私たち市民にはもう希望がない」と大きな溜息を書き込んだばかりなのに、春はそんな沈んだ気持を一時(いっとき)でも明るくさせてくれます。

最初に目に飛び込んできたのは遠く見渡すモクレンの木々。連なる枝から控え気味にピンク色に霞む春です。

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私の向かう先にもモクレンの木が一本あり、大きな大きな花が膨らんでいまにも開花しそうでした。

別の角では陽の光が当たって全体にすっかり開花しているモクレンもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この一本のモクレンの木の先に桜が咲いていました。もうすっかり開花していました。

美しいピンクのコラボです。

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そして買物をした帰り道、別の角を曲がるとその先に、なんと、一本のペアツリーの大木がバァーッと開花していて、まるで私に「これでも楽しくならない?!」っと訊いているようでした。

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今、私の居る人間世界の政権は醜く恐ろしい状況になっているのに、自然はあまりに美しく優しくて、泣きそう。。。