ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

飛行機にも酔う私

私は乗り物酔いをします。子供の頃、遠足に行くたびバスに酔って苦しんでいました。いつも往きのバスで酔い、帰りは酔わないのが不思議でした。

ここ数年は飛行機にも酔うようになり、やはり往きの飛行機で酔い、帰りは酔わないことに気付きました。

この週末の往きの飛行機でも酷く酔い、機内の吐物用紙袋を目的そのものに使わせて頂きました。さらにレンタカーに乗ってからも吐気に襲われ、車内を汚さないようにハンカチを犠牲にしました。その後も気分が悪く頭痛が激しく、苦しさに疲れてウトウトしている内にホテルに着き、その日は翌朝まで苦しんでいました。

それで思い出したのですが、数年前ペルーへ行った時も往きの機内で酔い、レンタカーに乗ってから頭痛と吐気で苦しみました。当時、目的地が海抜11,000メートルであるため高山病になったのかと思っていましたが、今思うに飛行機で酔ったとする方が妥当でした。

あの時も苦しくて苦しくて車の中で藻掻いていたのですが、ビクーニャという可愛い動物が数匹、車内をのぞき込んで「どうしたの?」っという感じの顔を窓に近づけてきました。その時は苦しさで写真も撮る気がしなかったのですが、アレは非常にレアな出来事だったのだと後で分かりました。

だいたい、野生のビクーニャが人の乗っている車に近づいてくるなんてことはないのです。しかし、荒地でトイレのありそうな荒れ宿を見つけ、私は相棒に車を止めてもらいトイレに駆け込もうとしましたが、使えそうな感じがしなかったので諦め、苦しそうに体をゆがめて車に戻ったのです。ビクーニャたちはそんな苦しそうな私を見ていたらしく、近づいてきたのだと思います。覗いてきたビクーニャたちの可愛い 顔付が忘れられません。写真に撮っておきたかったぁ。