ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

SSRI (セロトニン再取り込み阻害薬) の効果

ふた昔ほど前、私の偏頭痛を軽減するためシタロプラムというSSRIの処方箋を貰いました。それまで服用していたブタルビタルという鎮痛剤はいわゆる中枢神経抑制薬で副作用が強いため服用しないよう勧められました。

シタロプラムは私の体質にあったのか、特に副作用もなく、偏頭痛の頻度が減り、激痛も軽減されました。そして気分も穏やかになっていたようです。私は歳のせいで気持が大らかになってきたのだと思っていました。

それが数か月前に急にイライラし始め、何でもないことに相棒にきつく当たったりしました。それでも自分では気付かず、相棒が心傷ついて諫めるように懇願するので、やっと自分でもオカシイと思い始めました。

そして、つらつら考えるに、数か月前にシタロプラムがなくなり、処方箋を書いてくれる一般医がこの地でまだ見つかっていなかったため、店頭で買えるセロトニンのサプルメントを服用していたことに気が付きました。5HTPというサプリでシタロプラムの代わりになると聞いていたのです。しかし、代わりにはなっていなかったようでした。

それで、早くに診察して貰った心臓医に緊急の処方箋をお願いして書いてもらいました。そしてシタロプラムを服用した途端、ゆったりした気持に戻りました。私はもともと大らかな性格ではないのだと再認識いたしました。シタロプラムのお陰で大らかに過ごせていたのだと身をもって知らされました。

今朝、相棒が血相を変えて私に「薬局のシタロプラムの次の補給日が違ってるのですぐ連絡しなくちゃ」と言うのです。薬局のサイトの補給日がずっと先になっているのでシタロプラムが不足すると思ったようです。よく調べると不足することがないと分かった相棒は安心したようです。しかし、相棒の慌てようには驚きました。シタロプラムを飲んでいなかった時の私は余程酷かったのだと思います。本当に申し訳なかったです。