ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

キャンセル便でストレス・マックス(前兆)

一昨日、フロリダの友人の葬儀に参列するためラスベガス空港(LAS)へ車で向かいました。夜中に発って一度乗継ぎ、翌日午後ホテル到着、翌朝葬儀、そのあとトンボ返りでLASへ、そしてLAS近くにオフィスのある歯科医に歯茎治療手術の予約があるので週末明けまでホテルに泊まり、治療が済んだら車で2時間かけて帰途に着くという強行スケジュールを組んでいました。

ところが空港近くの駐車場に着いた時、相棒の携帯にユナイテッドから「最初の便がキャンセルされたので翌日発の便に変更します」という通知が届きました。翌日出発便では葬儀に間に合いません。慌てて空港行シャトルを2回乗り継いでユナイテッドのチケットカウンターまで行き、翌日午後までに着く便を探してもらいました。

係の人がいろいろな便を探し、やっとアメリカン航空の乗継ぎを見つけたのですが、かなり待たされてから満席だったと分かったらしく、また1時間以上探し、結局「。。。大変残念ですが明日までに着く便はありません」と言われました。

この日は40℃を超す暑さで、ここまで2時間以上運転してきた相棒は飲まず食わずでカウンター前に長く立って待たされ、脱水状態になって倒れそうになりながら我慢していました。様子がおかしいので相棒に大丈夫か確かめると水が必要だと言うので私は慌てて飲み物を買ってきました。相棒は前夜にフライトやレンタカーやホテルの予約、墓地までの行き方など綿密に確認していたので寝不足もあり疲労しきっていました。

近くのジェットブルー航空のカウンターにユナイテッドでキャンセルされた乗客がゾロゾロと長い列を作っていましたので、私たちも疲れを押して列に並びました。あまりに長い列なので、途中で係が列の乗客をチェックしに来て、私たちにも目的地を訊き「残念ながら便はありません」と言われてしまいました。

空港での数時間は徒労に終わり、葬儀に参列することを諦めたのはもう夜中。疲れがドッと出て来たので、LAS近くのホテルに泊まりました。そのホテルには葬儀から帰ってからの予約を入れてあったのですが、それを前倒しに延長して貰いました。

フロリダのホテルとレンタカーのキャンセル等、相棒はホテルでも忙しくしていました。フロリダのホテルはキャンセルしても返金して貰えない特別料金だったのでユナイテッドを恨んでも恨みきれません。

ユナイテッドのカウンターで便のキャンセルの理由が「目的地の天候」ということだったのですが、その目的地に知り合いの居る乗客が「そこに電話したらずっと晴天だと言ってた。天候が理由じゃないでしょ」と係に詰め寄っていました。

私たちはキャンセル理由を知っています。航空会社は雇用者全員にコロナワクチンを強要し、ワクチンを拒否する雇用人は自宅待機にされるのです。そのためパイロットやキャビンアテンダントの他、空港整備係、管制塔職員等々、勤務できないため人手が不足し、多くの便をキャンセルするようになりました。この日、全米キャンセル便は史上最多の6000便だったと言うニュースを相棒が見せてくれました。

さて、そのあと相棒の携帯に今度は歯科医のオフィスから「歯医者が病気になって手術が出来ないので予約を変更して欲しい」という連絡が入りました。前夜は航空便のキャンセル、翌日は歯医者のキャンセル。もうLASに留まる理由もないのでホテルの残りの予約をキャンセルして帰ることにしました。勿論キャンセル料をとられました😓。

航空便のキャンセルで予定は滅茶苦茶、いろいろなキャンセル料やペナルティ等の対処や処理で相棒はストレスマックスでした。

このストレスで相棒は疲労困憊していてホテルをチェックアウトしてから大変なことが起きてしまいました。私がもう少し注意して水などを用意していればよかったのですが、その時は気がづきませんでした。このことは次に書きます。