ブリティッシュ・コロンビア南部温泉の旅(5)鮭の渓流上り

今回の旅は温泉が一番の目的でしたが、実際に行ってみると、別の素晴らしい余禄に出合い、そのほうが本命のようなラッキーな経験ができました。

8月末から9月はじめは、アインズワース温泉周辺の地元の鮭の産卵期だったのです。頭を残してあとは透き通るように赤くなったコカニー(Kokanee)と呼ばれる鮭が何千と渓流を上る姿を文字通り手を取るように近くで見ることができました。コカニーは生まれた水を離れて海に行くことをしない淡水魚で9月始めに近くにある渓流を産卵のために上り始めるということです。

産卵風景といっても結局遠くから眺めるだけだろうと思っていたのですが、私たちの訪れたコカニークリークというきれいな浅瀬の渓流では、手づかみできるほど間近に赤い鮭が泳ぎ上っているのを見ることができました。
私は子供のように興奮を隠せず、川岸をあるきながらそこかしこでカメラのシャッターを切りっぱなしでした。
澄んだ川の水底のきれいな石床を背景に、ネオンのように赤く輝くコカニーが体全体を使って必死に泳いでいます。泳ぎながらもオス同士で押し合いへし合い、メスの取り合いのようなこともしています。産卵が終ればみな死んでしまうんだなぁと思うと何とも言えない気持になります。

渓流の橋の傍で花嫁さんたちが写真を撮っていました。このきれいな景色をバックにした結婚記念写真もいいですが、コカニーの赤い鮭をバックに出来たらもっといいなと思います。


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