映画

Pavarotti 観ました

Pavarotti ガタイのデカさ、声の力強さは他に比類なく、その哀愁を含んだトーンに人々は魅了され、またオペラではなくコンサートにおける誠にチャーミングな彼の性格が人々のハートを掴み、一世を風靡するに値するテノールだったPavarotti。 オペラに興味の…

Rocketman 観ました

Rocketman エルトン ジョンの半生を本人の目を通して綴ります。両親から愛を得られなかった子供の頃の苦悩は私にも憶えがあるので同情しました。彼の音感と作曲能力は天才的で感心しました。しかし、どんなに才能に恵まれていても、どんなに成功しても、埋め…

Tolkien 観ました

Tolkien 1937年に発行され、当時高い評価を得、今日においても多くのファンを持つと言われている The Hobbit (The Lord of the Ringsの前身) という物語がどのような背景から生まれたかを紐解いていきます。 J.R.R. Tolkien が子供の頃に父親と母親を相次い…

All Is True 観ました

All Is True 一年前にストラッドフォードにあるシェイクスピアの家を訪れたことのある私たち夫婦はこの作品に興味を持ち、観ることにしました。 多忙だったシェイクスピアが仕事を引退して家庭に目を向けた時、家族の間で彼の知らなかった出来事が発覚してい…

バカバカしい映画館の料金

40年以上前のことを言えば笑われますが、NY市の映画料金は3~5ドルぐらいでした。それが少しずつ値上げされて、7ドルぐらいになった時、私はすでに高過ぎると思っていました。しかし、その後ますます値上がりして、現在は15~18ドル。シニアはそれより2~3…

Sunset (原題Napszállta) 観ました

Sunset (原題Napszállta) ハンガリー作品。1913年が舞台。初めのシーンで女性のシルクブルードレスがルノアールを思わせ、一面パステルカラーに変わる場面が私に期待を持たせました。しかし、謎めいた女性が現れて謎めいた話が始まるのですが、どこまでいっ…

Peterloo 観ました

Peterloo 1819年、マンチェスターの St. Peter’s 広場に集会した民衆に起こった惨事を描きます。 Waterlooの戦いで勝利した英国で産業革命がさらに進み、農民は農地にかわる工場で低賃金で働くことを余儀なくされます。日々の暮らしに困窮していく中、貴族議…

Ramen Shop (原題:Ramen Teh) 観ました

Ramen Shop (原題:Ramen Teh/邦題:家族のレシピ) 週末の暇つぶし。ビレッジの小汚い映画館の小部屋で上映してました。 日本軍がシンガポールを侵略して地元民を虐殺したという話が底辺にあり、日本人としては少し心地悪さを感じながら観ました。全体に素人…

The Highwaymen 観ました

The Highwaymen 1934年、悪名高い強盗カップル ボニーとクライド(Bonnie and Clyde)を捕まえたベテラン刑事フランク ヘイマーを描きます。 強盗殺人犯であるボニーとクライドは、そのキュートな外見のためか当時は無責任な群集の人気を集め、その人気を基に…

Buddy 観ました

Buddy オランダ作品。身体や精神に障害や疾患のある人の補助をする犬についてのドキュメンタリー。6人の患者とその犬たちをフォローして、犬によって人間が精神的肉体的に支えられている様子を追います。 盲導犬のほか身体または精神の障害者の気持を支え補…

Woman at War 観ました

Woman at War アイスランド作品。コメディ。 自然を壊すだろうと思われるアルミニウム工場の開発をたった一人で阻止しようとする女性。 彼女のやることは単純な破壊サボタージュでバカバカしく、ストーリーは突っ込みどころ満載。 それでも楽しく見ることが…

Hotel by the River 観ました

Hotel by the River 白い雪の中に立つ二人の女性、そのポスターの綺麗さに惹かれて観ました。 韓国映画。なぜか、予算を最小限にした作品だという印象を最初に感じてしまいました。シーンは小さな安ホテルとその周辺のみ。自分の死期が近いと悟った父親が長…

Never Look Away 観ました

Never Look Away 脚本兼監督はドイツ人。荒筋をザッとみた私は「またロクでもない男女の話だろう」と早とちりし、観る気になりませんでしたが、あとで相棒が「それだけじゃないみたい」と言うので観てみました。 実に「それだけじゃない」作品でした。 ナチ…

Ruben Brandt, Collector 観ました

Ruben Brandt, Collector 制作者はスロバキア生まれ。今どき「アニメ」と呼ばれているモノとは一線を画するアートアニメーション。独特のタッチでディフォームされている人物と写実的な背景の対比が興味深いです。色彩も画面構成もなかなかいいです。精神科…

1月終わりから2月初めに観た映画

To Dust 妻を癌で亡くしたばかりのユダヤ教ハシデック派の男が「自分の足の親指が破裂する」夢を何度もみます。 男は妻の霊が地中で腐敗する自身の身体に苦しんでいるのだと思い込みます。そして死体の腐敗のプロセスについて、お人好しの大学の教授を巻き込…

Who Will Write Our History 観ました

Who Will Write Our History ホロコースト、この異常で残酷で罪悪な出来事を今自分たちで書き残さなければ、心無い人間によって永遠に消し去られてしまうかも知れない、どうしても後世に伝えておかなければならないと思ったワルシャワゲットーの有志たちが必…

Cold War 観ました

Cold War こちらで高評価の作品なので観てみました。 モノクロがいいです。歌も素敵です。冷戦下のポーランドを背景に、自由奔放な芸術家(パフォーマー)が独裁者の束縛から逃げ出したくなる気持もよく分ります。ただ、画面の中の生き方にはそれほど共感でき…

Stan & Ollie 観ました

Stan & Ollie 1930~40年代が全盛期だったコメディアン コンビ Stan Laurelと Ollie Hardy が 1950年代前半に英国全土の公演ツアーを行った際の最後の様子を中心に二人の心情を描き出していきます。 メイキャップの助けもありますが、二人の俳優が嫌味なく好…

The Mule (2018) 観ました

イーストウッド制作兼監督兼主演。 約2時間、ゆっくりしたペースで進むので若い人は飽きるかも知れません。私は最後まで楽しみました。88歳イーストウッドいまだ健在。 すっ呆けた老人をイーストウッドがユーモラスに "ぎごちなく" 演じていて、いい感じでし…

Mary Queen of Scots 観ました

Mary Queen of Scots スコットランドのマリー女王は自分の身に危険が迫ると、それまで見下していた従姉の英国エリザベス女王に救いを求め、しかし、その我の強さから英国の信頼を得られず、結局処刑されてしまったという人です。 この作品ではマリー女王とそ…

The Ballad of Buster Scruggs 観ました

The Ballad of Buster Scruggs コーエン兄弟の作品はいつもどこか変わっていて面白いです。これは6話からなるオムニバス作品。最後の1話は特に面白くなかったですが、あとの5話は興味深く観ました。ちょっとグロテスクでドギマギさせられます。見た後に何…

The Favourite 観ました

The Favourite 18世紀初頭、英国のアン女王の側近サラ・チャーチルは、身体精神ともに脆弱なアン女王を思い通りに操り、宮殿内で権力を持っていました。そこにアビゲイルという若く狡猾な女性が現れ女王に近づき、サラを宮殿から追い払うよう女王に仕向けま…

Wilfdlife 観ました

Wilfdlife 1960年代の一家庭の話。職を無くし落胆する父とその父を見限る母とに挟まれた14歳の男の子の苦悩が描かれます。両親は自分を見失い勝手なことばかりする中、男の子は両親が離婚しないよう願うのです。 このヒドイ両親をみていてThe Squid and the …

At Eternity’s Gate 観ました

At Eternity’s Gate 去年10月Loving Vincentというゴッホの死の真相を探る作品がありました。これもまたゴッホを描く作品ですが、その死は明らかに他殺として描かれています。構成が凝り過ぎているのかスローで反って興味を削がれます。セリフの途切れに、「…

Outlaw King 観ました

Outlaw King 14世紀、英国王エドワード一世がスコットランドの混乱に乗じてこの国を支配するようになり、重税や兵士による略奪などで民を迫害し続けるため、ロバート・ブルース(後のスコットランド国王)率いる勇士たちが劣勢にも拘らず果敢に戦い、英国軍を…

週末に2本観ました

The Guilty (原題Den skyldige) デンマーク作品。デンマークの救急連絡番号112のオペレーターが業務規定範囲を越える救急応対をしてしまう。画面はそのオペレーターの会話のみで、観客の心理状態を彼と同じくして進んでいきます。疑問の湧く箇所も多少ありま…

The Happy Prince 観ました

The Happy Prince 19世紀後半に人気のあった戯曲家オスカーワイルドが刑期を終えてから死ぬまでの2~3年ほどの間の話。 ジョージ・バナード・ショーと共にオスカーワイルドの言葉もよく引用されるため私は名前だけは知っていました。 これは相棒からの又聞…

A Crooked Somebody 観ました

A Crooked Somebody “Better to be an honest nobody than a crooked somebody” という言われがあります。 『邪悪な有名人より正直な無名人になれ』悪いことをして成功者になるよりも、無名のままで正直に生きろという教えです。 主人公は教えに背いて悪いこ…

The Sisters Brothers 観ました

The Sisters Brothers グラックコメディ。 1851年ゴールドラッシュたけなわの時期、借金を踏み倒して逃げた小男を探すように雇われた殺し屋兄弟が男を追い求めていく経過を描きます。 構成もカメラワークもハリウッドの垢がなく、少し変わっていてとても面白…

週末に2本観ました

Life Itself 4つに分かれたストーリーが興味深く繋がっていきます。時間の流れを、ややもすれば混乱してしまう交差方法で上手く表現しており、運命の繋がりの意外さが観客の興味を募らせ、脚色兼監督のストーリーテラーとしての手腕を感じました。 私が特に…