ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ペチカの歌 (PetchkaとPrepitchik)

昨日の朝、目覚めた途端、♪ 雪の降る夜は楽しいペチカ~ ♪  っと私は口ずさんでいました。この歌を口ずさんだことは今までなかったように思います。横にいた相棒が何という歌か訊いてきたのでペチカ(窯兼暖炉)の歌だと答えました。

すると相棒が「ああ、プレプチァックか。昔父親がよく歌ってた」と言うのです。プレプチァックとはイーディシュ(ヘブライ語+ドイツ語)で窯兼暖炉のことらしく、暖炉を囲んでラビが子供たちにABCを教えている様子を歌ったものだそうです。

相棒の父親の命日が今月下旬にくるので「父親の魂が早めに来たのかな」などと言って笑い合いました。

もちろん、私が歌ったのは北原白秋の詩に山田耕筰が曲を付けた日本人による歌で、相棒の父親が歌っていたのはユダヤ民謡です。この曲、映画「シンドラーのリスト」で使われていたので映画を観た人は心当たりがあると思います。プレプチァックは英語でのスペルがいろいろあり、このビデオではPripetshokと綴られています。

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