1917
1917年4月6日、二人の若い伍長が同部隊の英陸軍大将から特命を受けます。大将はドイツ軍が後退していくのは罠であると見破っていました。敵陣の向こうにいる別の英軍部隊はそれを知らず1600人の兵士が罠に向かって夜明けに出陣することになっていました。その部隊の全滅を防ぐため二人の伍長は敵陣を潜って夜明け前の出陣に間に合うよう大将の手紙を持って知らせに向かいます。
あまりにも命懸けで無謀な使命を下士官の最下位の伍長に命じなければならない軍律の厳しさを思いました。下っ端の兵卒には無理な使命、しかし9割方死ぬと思われることに上官を使うわけにいかない、となると使命感の強い若い伍長が選ばれることになるわけです。
1600人の兵士の無駄死にを防ぐため若い伍長は必死に使命を果たそうとします。その使命感の強さに心動かされます。ハラハラしながら見てました。
この作品で別の戦争作品、たった一人で数十人の兵士を助けたヒーローを描いた Hacksaw Ridgedeを思い出しました。あれが実話だとは信じられませんでした。
この作品も、製作脚本監督を手掛けたメンデス氏が祖父から聴いた実話を元にした作品だそうです。