NYの奇怪現象

「今夜10時過ぎに秋が始まる」とラジオで言っていました。先週から秋らしい風が吹いていましたので、そうかな、と思います。日本では1日早く秋分でしたでしょうね。

さて、日曜日にヴィレッジまで行き、馴染みのチベット料理屋へ行きました。中に入ると何となく雰囲気が違いました。テーブルに付いたあとの会話がコレです。

ウェイトレス: 前にここに来たことありますか?
    相棒: 数ヶ月前にきました
ウェイトレス: あ、前とは違いますよ
    相棒: え、もうチベット料理屋じゃないんですか?
ウェイトレス: 違います
    相棒: 何が違うんですか?
ウェイトレス: 全部です
    相棒: ???

つまり、新しいオーナーのレストランになっていたのですが、そのウェイトレスさんは説明不足な言い方をする興味深い人でした。

多分、入口に新しいレストランの名前が書いてあったのかも知れませんが、私たちはソレに気が付きませんでした。そのウェイトレスさんはメニューを置いて「まぁコレをみて、食べるかどうか決めたらいいです」と言って奥へ去っていきました。メニューには和食風の野菜やキノコの料理があったので、私たちはそこで食べることに決めました。私は、あのチベット料理屋の「昔懐かしい手絞りの味がするリンゴジュース」が飲みたくていたので少しがっかりしました。

そのウェイトレスさんはオーナーの孫娘だと分かり、「ワタシャ、ウェイトレスじゃないよ。オーナーの一人だよ」という態度に合点がいきました。最後に勘定書のコピーがなかったのでソレを訊くと、ウェイトレス...じゃないオーナーのお孫さんは「あー、すみません。みんなワタシのせいなのよ」と言ってから、同じ意味の言葉をラテン語で繰り返し、そのインテリなところを見せつけました。それがラテン語だと分かったのはもちろん相棒で、ワタシャまったく分かりませんでしたけど。

さて、最近、私たち夫婦の馴染みのレストランがどんどん閉業廃業して行きます。安くて美味しいので30年以上もよく利用していた44丁目のEast本店が急に閉店。ヴィーガンの店Goboも急に閉店。ヴィレッジにあった有吉レストランも閉店。みな良心的で美味しい店でした。ほかにも安価でよい料理を出してくれる店がどんどん店じまいし、残るは不味い店とか、味がまぁまぁでもバカバカしいほど高く、出てくるものは見栄えだけという店ばかりです。なんで不味い店が潰れず、美味しい店が潰れていくのか...NY市の奇怪現象です。