2015年年末ポルトガルの旅(4)

リスボンの町
④ウマのポスター

翌日三日目、時々強い雨が降り、どんよりした空模様の中、地下鉄に乗り、少し北にあるGulbenkian個人コレクション美術館へいきました。絵画や陶器その他クラシックからネオクラシックまで幅広いコレクションで、かなりの数の日本の印籠も展示されており、とても興味深かったです。とても良い美術館でしたが詳細は端折ります。ただ、この美術館で、馬の絵のポスターに目が止ったことだけ付け加えておきます。

Wentworth-Fitzwilliam. Uma Coleção Inglesa
えっ、ポルトガル語でも馬のことをウマというのかしらん?などと一瞬思ってしまいました(笑)。偶然が面白かったです。Umaは不定冠詞のようで英国コレクション(の1つ)という意味らしいス。
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⑤ Guincho Relais での結婚記念日

翌四日目、朝から雨が降ったり止んだりしている中、リスボンを発ち、車で北へ上り、西海岸の荒波に建つホテルへ向かいました。


ちょっとロマンチックで個性的なFortaleza do Guincho Relais & Chateauxというホテル。相棒が結婚記念日を過ごすホテルとして探し出してくれました。昔の城塞を改造したホテルで外からはあまり分かりませんが内装は女性好みの雰囲気がありました。
[写真:部屋のアーチ型ドアの前で]

部屋に通されると私の好きなアーチ型の窓があり、そこから波打つ海岸線が見え、うねりのある波が寄せ、ザザーンという音ではなく轟に近い音がしていました。今は人気(ひとけ)のない海ですが、夏になるとサーフィンをする人でにぎわうそうです。そのあと海岸を散歩してみました。岸壁に当たる波が砕けるのを見ているだけで時間が過ぎていきます。いいところです。

(写真は部屋の窓から撮ったもの)

結婚記念日のお祝いを兼ねた夕食はこのホテルで楽しみました。最初に出てきた料理が、日本の料亭の感覚で、斜めに置いた網に鰯の開きと貝料理が盛り付けられていて「格好つけて脅すつもりか...」と最初は構えてしまった私です。

しかし口にしてみると大変美味しいのです。次の小鉢もなにやら竜宮城の料理みたいでしたがやはり美味しく、次から次へと出される芸術的な盛り付けの皿は見掛け倒しではなく本格的に調理したものであることが嬉しかったです。料理もワインも何もかもパーフェクトでした。ワインはグラスで飲んでいたのですが、あまりに美味しいのでボトルのラベルの写真を撮らせてもらったほどです。Messias Bairrada doc Classico carrafeira 2010 、アルコール分17%。口当たりが柔らかくまろやかで、Unfilteredであるためコクがあり、私が探し求めていたワインにやっとであったような気がしました。余談ですがClassicoというのはあとで訪れたGrahamワイナリーのガイドさんによると、特に優れた収穫があった年にのみ地域でそれを集めて特別なワインにするものだそうです。ただし、(数箇所のワイナリーを含む)地域の場合もあれば、1箇所のワイナリーの場合もあれば、1箇所のワイナリーの特別な収穫物だけの場合もあるそうで、この場合は数えるほどの本数しか出来ない希少で貴重なものもあるということです。
ロマンチックなホテルで美味しいワインと夕食を楽しんだ9年目の結婚記念日でした。