重くなんかない、俺の弟だ

私の青春時代は、イギリスのグループサウンズ全盛期でした。グループのメンバーは、ほとんどがポンチ漫画に出てくる様な細い細いズボンをはき、小さ過ぎるようなキチキチの上着をきてました。足が長いので『フェーッ、カッコイイなあ』と、人一倍短足長胴の私は感心したものでした。

マリファナ吸って騒いでる方が似あう長髪の若いロックグループは、女の子に言い寄ったり振られたりする歌詞の歌が多かったですが、中には、こんな兄弟愛を歌うセンチメンタルなバラードもあったようです。いろいろな人が歌ってますが、私は聞き慣れたホーリーズのバージョンが一番好きです。

『重くなんかない、俺の弟だ』という言葉ですが、ネブラスカ州の片田舎、オマハにある孤児院の創立者である牧師さんが同院のモットーにしたのだそうです。米国の片田舎のモットーが、どういう訳でイギリスくんだりまで渡って、長髪グループが歌うようになったのか、不思議な気がします。

歌詞の拙訳:
(早急で雑です)(蛇足ですが『道』とは『人生』を歩む道)
道は長い、それも曲がりくねった道ばかり
どこへ続いているのか誰も分かりゃしない
でも俺は強い、弟を担いで行くんだ
重くなんかないさ、俺の弟だもの


長い道のり、弟のことだけが心配だ
行き着くまで、弟に重荷をかけちゃならない
弟はじゃまになんかならないんだから
重くなんかないさ、俺の弟だもの


離れてしまったら悲しみがつきまとう
だって互いが思いやるという喜び
この喜びは誰もが持てるものじゃないから


長い長い道、そして戻る道はない
だから互いに分かち合うのは当たり前
道が長いことなんかヘイチャラだ
重くなんかないさ、俺の弟だもの