若い頃、尺八の音をいいと思ったことがありませんでした。ところがパンフルートの音を聴いていいなぁと思ったのです。似ていますが、パンフルートはハモります。私はハモル声や音が好みのようです。そして、いまだに一番ステキなハーモニーだと思っているサイモンとガーフォンクルの曲で最初にインカフルートの音を聴いたため好きになったのでしょう。
今 Cuscoや Ah Nee Mahのフルートを聴くと尺八にも似て日本の民謡を思い起こします。グレゴリアン・チャント(賛美歌)をセクシーにしたような音をつくるEnigmaというドイツのNew Ageグループの曲 ♪Age of Loneliness♪を聴くと、バックに流れる力強い発声は日本の民謡そっくりです。これはモンゴル民謡のLong Songというものらしいです。モンゴリアンの血が流れている日本だからその民謡がモンゴル民謡に似ていても不思議はないですね。モンゴルの山間できれいな空気を吸ってみたいです。
YouTubeにあったAge of Loneliness:
http://www.youtube.com/watch?v=qcBcXjaQjTs
↓YouTubeにあったLongSong(蛇足ですがモンゴルの声を賞賛しているのはヨーヨーマ氏です):
http://www.youtube.com/watch?v=15kVupa7vVk
モンゴル民謡と言えば、10年ほど前だったか、モンゴル映画「Weeping Camel」というセミドキュメンタリーをみました。その中で若い母親が歌う民謡のようなチャント(祈り歌)が、やはり日本のものに似ていました。
モンゴルの一家が飼っているラクダが子供を産みます。しかし母親ラクダは生まれた赤ちゃんにミルクを飲ませようとしません。飼主が無理に母親を赤ちゃんに授乳させるよう努力しても母親ラクダは赤ちゃんを避けてしまいます。こういうことは時々あるらしく、ラクダの気持を穏やかにする伝統儀式をその家族は行うことにしました。
一家の若い嫁さんが、母親ラクダの腹の辺りを撫ぜながら、母性本能が蘇るような歌を歌います。歌っている内に母親ラクダは穏やかになり、赤ちゃんに乳を飲ませるようになります。その儀式のシーンのビデオをYouTubeで見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=NjrIAQ6lcAE
モンゴルの歌と言えばウーダーム君の歌を憶えてますか?このビデオをみるたび「涙してしまう」私。ウーダーム君の声、純粋無垢な童顔と裏腹に不良っぽく男っぽくセクシーなのが魅力です。興味のある方はこちらがリンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=4y3dkXRUjCw