ユタ州南部の日常

ユタ州南部での隠居生活

ミラクル?

きのう奇跡が起きました。義母を訪れたら、すっかり落ち着いているのです。相棒の母親を見る目の色が変わりました。いつもの絶望と悲観と皮肉の混じった目が慈愛でいっぱいになっているのです。

それまで義母の泣声と喚き声があまりにもひどいので相棒は母親に精神安定剤を処方してくれるようリハビリセンターに依頼しておいたのです。一昨日、精神科医が義母を診察してビュープロピオン(Bupropion)という薬を処方し、昨日の朝、義母はそれを服用したそうです。効果テキメンとは正にこのことです。

義母はADD症候群があり、相手の話をじっと聴いて理解することが出来ませんでした。ところが、昨日は相手の話を聴くのです。話し方も普通で、喚き散らすこともありませんでした。相棒も私も目を丸くして顔を見合わせあったものです。
隣のベッドに見舞いに来ていた人たちも、一時は義母との同室を嫌って個室への移動を希望していた人たちですが、「すっかり回復したようで、よかったですね。まるで別人のよう」と喜んでいました。

処方箋薬には副作用があるので、ぬか喜びはできませんが、この薬がこのまま
効いてくれるとよいと思ってます。