オンラインなどで新しくアカウントを開く時、あとでアカウントの更新をする際に本人かどうか確認するための「特殊質疑応答」を設置することがあります。質問は本人しか知らないこと、例えば母親の結婚前の姓とか、好きな旅行先、結婚記念日などがリストアップされていて、その中から選び答えます。
今回、そんな質問の１つに「母親の生まれた市の名前」というものがありました。相棒が「どこ？」と私に訊くので「諏訪」と答えました。すると相棒が「スゥワかぁ？」といってケラケラ笑い出したのです。私もアッと気が付いてゲッタゲッタ笑い出しました。
諏訪を早く言うとSewerに聞こえると分かったのです。Sewerとは下水溝のこと。相棒は私が母の生まれたところを汚い下水溝だと皮肉って冗談を言ったのだと思ったらしいのです。ひとしきり笑ったあと「いくら何でも親にそんな酷いことは言わないよ」と自分の真面目さを口にした私。母を酷いと思ったことは何度もあるのですが、世の中には母ほどの人は矢鱈と居ると分かってきたし、母をそこまで馬鹿にする気持が私にまったくないことが自分でも救いです。離れていることが幸いしているのだと思います。
