The Insult 観ました

The Insult

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ベイルートに住む二人の男性の無意味にも見える対立から、住民たちに根付く他教徒への怒りが法廷まで持ち込まれます。そこでなぜこの男性たちが怒りのために理性を失っているかを弁護士たちが弁証していきます。

その昔、イスラム教徒もキリスト教徒も平和に暮らしていたレバノン。そこへパレスチナからイスラム教徒の難民が流れ込みます。このパレスチナ難民の中のテロ軍団がDamourという平和な村のキリスト教徒(同じアラブ人)の虐殺に加わり、レバノンに住むキリスト教徒の悲しみをこの作品では後出しにしてきます。

余談ですが、パレスチナ難民の悪の根源はパレスチナテロ軍団。イスラムテロ軍団がイスラエルを襲撃するが、イスラエル軍の反撃にあってテロ軍団は撤退。その際、パレスチナに住むイスラム教徒を「イスラエルから出ろ」と否応なく難民にさせたのはテロ軍団。あちこちの国へ流れ込ませた悪の根源はテロ集団なのですが、アラブ人はみなイスラエル(ユダヤ人)を逆恨みするようテロ軍団に洗脳されています。まぁ、遡った恨み話となるときりがありません。

個人個人にはいい人たちなのに、拭いきれない過去を引きずって集団として敵対視する。中東の人々の複雑な感情、更に人間というものの性(さが)を考えさせられる作品でした。

ちょっと気になったのはパレスチナ難民の男性を演ずる俳優が「いかにもいい人」に見えるのです。方や、キリスト教徒の男性は入れ墨をしていて乱暴な感じで、この二人の男性を印象だけでみると、どうしても難民の男性に感情移入してしまう恐れがあります。この作品から、実際の難民が皆、こんなにいい人であると信じ込んでしまう人がいたら、チト考え直した方がいいように思います。世界のどの国、地域にも、もちろん大都市は除いてですが、良い人と悪い人が、ある比率で存在しているように思います。

砥石

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私がいつも使う万能包丁は、かなり前から切れ味が悪く、トマトの皮も切り難くなっていました。

前に使っていたナイフ研ぎ(左)が古くなり、新しくオンラインで別のモノ(右)を購入したのですが、これがゼンゼン効果ないのです。キッチンのハサミを研いだら反って切り難くなってしまいました。それで砥石が欲しいなぁと思うようになって久しい私でした。

ふと砥石は英語で何というのかと思って調べたらwhetstoneでした。今までナイフシャープナーとだけ頭にあったので、上の2つのようなシロモノを雑貨店で購入することしか考え付きませんでした。

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オンラインでさっそく調べてみると、色々な粒度の砥石があり、中砥石1000と仕上砥石4000がセットになったものを注文しました。色はブルーと白で何だかインチキ臭くて不安。来週届く予定です。

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子供の頃、刃物研ぎを生業とする研屋さんが近所にやってくることもあり、包丁研ぎを頼んだこともありました。しかし、私の家には砥石があり、それを使って殆ど自分たちで研いでいました。今思うとカッコイイ砥石でした。緑がかった黄土色で、確か仕上げに使うような目の細かいものだったように思います。

Hostiles 観ました

Hostiles

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精神的な苦痛と葛藤しながら、意志と相反する使命を全うしようとする北軍兵士を描きます。

私の場合、兵士であることの苦悩は、司馬遼太郎の描く武士を読んでいたその昔に知りました。この作品でも、意志と無関係にインディアンと戦い殺し合わねばならなかった兵士が、その戦いの中で友を殺された憎しみが強く残り、和平調停後も友の仇のインディアンを許せない。しかし、冷静に考えればインディアンも同じように友や家族を殺されているということを認めざるを得ない、非常に複雑な心の葛藤を、グッと抑えた低い声で演じるクリスチャンベールが、何か日本の侍に重なって見えてきました。

All the Money in the World 観ました

All the Money in the World

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1970年代に実際に起きた事件を基にした作品。イタリアで誘拐されたGetty石油会社の創立者の孫とその身代金を巡っての交渉経過を描きます。

Getty創立者は、当時世界一金持と言っても過言でないほどの富を築いたにも拘らず、ドケチで有名。孫の命に関わる身代金まで出し惜しむように描かれています。当時イタリアでは誘拐が多発しており、警察とマフィアの癒着もあり、混沌とした時代でもあったようです。、金持ちの爺さんとGettyファミリーを冷血に描き、孫の母親だけが良く描かれているのも、何となく一方的な見方に思えました。

しかし、事実を基にしているだけあって、ロマンチックで安っぽい場面はあるにはあっても少ないところが救われています。役柄中で、元CIAスパイのガードマンと誘拐犯グループの一人Cinquantaという人物が実在したのか調べてみたら、いたようです。Cinquantaの方は作品に描かれた人物に近かったようですが、元CIAガードマンは作品中のように正義の味方ではなく、女たらしで金をだまし取るような奴だったらしいです。実際にイタリア警察が真摯に動き出したのは、元FBIの弁護士が米国大使館を通して調査に乗り出してからだということです。

私としては、孫役のキャスティングを変え、爺さんの人間的な面をみせたりなど、もうちょっと工夫したら面白くなったような気がします。

 

NYの温度差

冬でも暖かいアリゾナから零下(マイナス)のNY市に戻り、それから数日マイナス二桁の日々が続き震えあがっていました。

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しかし、妙な天候で、きのうあたりから暖かくなり、きょうは雨ですがプラス二桁約12℃。この間までマイナス12℃だったのですから、その差24℃。こちらでは華氏を使っているので、さらにその差が分かり易く、この間 11℉まで下がったのがきょうの午後には58℉まで上がる予想。その差47℉。

今まで北から吹いていた風がこんどは南から吹き上げてきているようです。いつも穏やかな天候がいいとは思いますが、これほど激しく気温が変化すると、日々天候に左右される人間はチャチなもんだ、と謙虚な気持にさせられます。神様が「ワシを侮(あなど)るなや」と言っているようです。

2017年末の旅 アリゾナ州アンテロープキャニオンとセドナの赤い岩壁 ⑩帰りに眺めた赤土の岩山

Scenic Train Verde Canyon

翌日、掲題の観光列車に乗るため、少し早めに出発し、駅へ向かいました。駅の駐車場に車を止め、チケットを受け取り、あとは出発を待つばかりでしたが、それまでかなり時間がありました。かなり長い列車で数十台の車両とワゴンが連なっていました。私たちの車両の名前はTusan。かなり後ろの方にありました。ファーストクラスでゆったりすることもできますが、私たちはコーチに座りました。

 

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上は私の車両から前方の列車を写したもの。いかに長い列車か分かります。

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↑ 向かいの窓から見えた渓谷を撮りました。

数年前、コロラドのデュランゴからシルバートンまで美観を楽しむ汽車に乗ったことがありました。これは昔ながらの蒸気機関車でゴトゴト行く、とても楽しい観光列車でした。そして素晴らしい渓谷の景色を身近に眺めて楽しむことができました。

このセドナの列車も悪くないですが、私がおススメするとしたらコロラドの方です。

 

赤土の山々

翌日は大晦日。セドナの赤岩が多い Dry Creek Vista など、美しい岩山を見て歩きました。

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その帰りにTlaquepaqueというショッピングビレッジに寄ってみましたが、何ということもないビレッジでした。

f:id:nykanjin:20180110105408j:plain商店はどこもガラガラでしたが、2、3軒あるレストランは、どこもテーブルを待つ人で混み合っていました。

ただ1つ面白いと思ったのはある店の二階の窓から商品のドレスを吊るして展示してあったことです。なんとなく長閑な感じがしました。

夜は年越しですが、セドナはどの店も10時ごろに終わってしまいます。それでも何とか遅くまで開いている店を探して行ってみました。でも、やはり10時ごろには食べ終わり、そこのミュージックはバーの辺りで勝手にやっている感じだったので、ホテルに戻ることにしました。そしてテレビを見ながら年越しをしました。12時になると、疲れて眠ってしまった相棒を「ハピーニューイアー!」と叫んで起こしてしまいました。寝かせたままにしてあげたかったんだけど。

帰りの日

翌日、帰りの便は夜出発なのでホテルをチェックアウトしたあとも半日以上の時間があったので、近くの丘の上にあるチベットのお寺を訪れました。そこに吹く風はなぜかそよそよと気持良かったです。

それから、もっと山を登った山奥に景色の良いホテル Enchantment Resortがあることを前もって知っていたので、そこのレストランなら景色がいいだろうということで、そこでランチを取りました。たしかに景色は良かったです。

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そしてフラッグスタッフ空港でも乗り換えのフェニックス空港でも、特に何事もなく、UFOもでなくて、無事NYに戻りました。この二日後にNYは大雪となり殆どの便がキャンセルとなったことを思うと、天候に恵まれた旅でラッキーだったと思いました。

旅の話、完了。

2017年末の旅 アリゾナ州アンテロープキャニオンとセドナの赤い岩壁 ⑨結婚記念日ディナー

この日は私たちの結婚11週記念日なのでディナーには相棒がとても良いレストランを予約してくれました。Mariposaというスペイン風料理屋で高台にあり、景色が最高です。

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パーキングエリアの近くの入口には、火が入った丸い灯りが立っていて雰囲気を出していました。

 

 

 

 

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景色を見たかったので、まだ陽のある内から出かけ、景色の見えるパテオにテーブルを取りました。

パテオには薄い網のテントが張ってあり、ヒーターと薪の暖炉で暖をとってありました。

食事は、北海道産平貝、車エビなどのシーフードグリル。美味しかったです。

 

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相棒が係の人に私たちの結婚記念日だと話したら、レストラン側で最後にお祝いのケーキを持ってきてくれたので、気分が出で楽しかったです。