セントルシアの旅④: 温泉

さて、旅の目的である温泉ですが、残念ながら今回は特にオススメする温泉ではありませんでした。

(1) Sulpher Hot Spring
この温泉、私たちの宿の裏山にあり、歩いていける距離でした。出発前に宿を決める時、一応この温泉に近いところを探したわけですが、まさか、こんなに近いとは思いませんでした。

山道は急な坂があって運動不足の私たちは休み休み上っていきました。途中にヤギをたくさん飼っている農家があり、道端で草を食べている小ヤギは人に慣れているのか逃げません。


その先へ行くと、まだ岩の下で溶岩がドロドロしているような感じの薄茶色の岩場が広がり、温泉の湧き出るあたりに白い水蒸気が上がっているのが見えました。近くに女性が居て「温泉に入るのか?」と訊いてきました。「それならその前にガイドが周りの説明をするからあちらへ行きなさい」と教えてくれたのでテントのある方へ行きました。すぐあとにミニバンがきて3人ほど女性が降りてきて、私たちと一緒にガイドさんについて歩きました。


ガイドさんは、その辺の植物や温泉の説明をしてくれました。川の傍に、今はもう使われていない石で作った浴槽があり、昔フランス兵が風呂に使ったものだとガイドさんが言っていました。私は「フランス人と風呂?!」と皮肉な気持になりましたが口に出さずに飲み込みました。

アチコチに実の成っている木があり、名前を知りたかったのですが、左の写真の赤い実の木は名前を訊きそこないました。食べられる実ではないように思います。


もう一つ、オレンジ色の実のなっている木があり、ガイドさんに訊くと「カシュー」だと教えてくれました。
あー!コレがカシューかぁ!写真でみて知ってはいても、実際に実っているのを見るのは感無量(大袈裟)。相棒も私もカシューナッツが好きです。カシューのナッツではなく果実の方は腐り易いので現地の人しか食べられません。ガイドさんによると実は甘いけれど苦味のようなものが口に残るのだとか。その実はジャムにしたりシェリー酒を造ったりするそうです。

10分ぐらいのガイドツアーを終えて、その先の川の温泉へ向かいました。料金を払って、川へ降りていくと、簡単な着替え室が3つほどありました。ロッカーはないので、着替えた衣服を詰めたバッグを持って出てきます。川上の方に温泉を溜めたが四角い水槽があり、川下の方は天然岩場の湯となっています。黒い泥で濁った温泉で、あまりきれいな感じはしませんが、水温も良い具合に熱く、温まったあとは気持がよかったです。入浴料には先ほどのカルデラの周りのガイド料金も含まれています。ここの温泉は硫黄と泥臭さが水着につくので、上等な水着でなく古い水着で入った方がいいです。

(2) Diamond Park Hot Spring
セントルシアにはもう1つ温泉があります。ダイアモンドパークという熱帯雨林植物公園の中にあり、公園の入場料とは別に入浴料をとられます。植物公園は小さいですが見ごたえがあります。温泉の方はあまりいただけません。趣味の悪い四角いコンクリートの水槽が3つあり、ぬるい温泉がパイプで引かれて溜められています。あまりにぬるくて気持悪かったです。水槽のある場所も、特に景色がよいわけではなく、興ざめがします。この先に温泉源の滝があるのですが、その滝つぼに浸かった方がずっといいような気がします。この温泉オススメしません。